さて、今日は昨日の続き「スピリチュアル・マジシャン」と言う名のインチキについて。私のサイトや覚書に目を通している方は聞き飽きた話があるかもしれませんが、少々お付き合いください。

　まずは昨日紹介したサイトのマジシャンは「ロミオ・ロドリゲス・ジュニア」と名乗る人物で、覚書で最初に取り上げたのが「■2007/01/29 (月) エセ超能力者汚染かよ!!」で、当時放送されていた「極上の月夜」なる番組に「ベタベタのマジック」のみを演じていたのに美輪明宏がホンモノと太鼓判を押した事を笑い者にしていました。

　ついでに翌日の「■2007/01/30 (火) 宴会芸をちょっとアレンジ」では彼が「集団コントロール」とか言い出した“素人でも見抜ける”マジックのタネ明かしをしています。ある程度マジックに理解がある私ですら宴会芸の延長として解説までしたマジックを、超能力っぽく見せたセンスの無さもあり、マジシャンとしてのランク（レベル）は私の知るマジシャンの中でワースト２に位置しました。


　超能力者を自称する事を巧みに避けているあんでるせんのマスターの狡猾さ、それはそれで不愉快な部分はありますが若干の良心が残っているようにも思えます。しかし、ロミオのスタンスは完全に自身に超常的能力がある事を（ほぼ）明言し、その能力を開発する名目で有料セミナーを開いている、これはかなり問題ではないでしょうか？

　昨日の覚書で紹介したサイトを見てみると、“哀れな事に”彼のセミナーを真に受けてお金を払うだけならまだしも、その内容を信じてトレーニング（修行？）を続けている人達もいるようです。私はこれを「時間のムダ」と言う言葉以外に表現することはできません。

　この覚書でもちょくちょく紹介している「超能力ママ」は、自分自身が能力を持っていると信じきっている少々気の毒な思考回路を持ち、自身をもヘンな方向に行っているわけですが、ロミオの場合はマジックの力を借りて意識的にウソをついている。あまり使いたくない言葉ですが、これは「詐欺」と言えるかもしれません。


　もしも！

　彼のセミナーが否定的な形でマスコミに取り上げられたとしたら？その見出しを考えると、プロマジシャンや愛好家はもっと彼のやっている事を批判する姿勢を取ってほしいと願っています。

{a8.net http://item.rakuten.co.jp/book/953656}{a8.net http://item.rakuten.co.jp/book/775914}

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