今回、マジックに興味のない人、あまり理解のない人が読むことを意識して書きましょう。私が何に対して怒っているか、を中心に。


　まずはこの文章をお読みください。

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人生はマジックだ、なんて言い方そのものが怪しいでしょ。
ひょっとしたら、マジックってのは、
宗教の種かもしれないし、驚きの商品化かもしれないし、
人類最古の情報産業だったりもして。

軽い笑いもとれるし、ちょっと好かれたり嫌われたり、
ひとつの国をまるごとだまし取るようなこともできる。
いま、マジックを考えたり感じたりするのは、
なんだかとても大事な気がするんですよ。
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　これはマジック・ナポレオンズのパルト小石さんの日記「ライフ・イズ・マジック」の冒頭の文章です。マジックに興味のない人には「ひとつの国をまるごとだまし取るようなこともできる」って大袈裟じゃない？って思われるかもしれません。確かに現代社会では難しいかもしれませんが、似たような事は十分起こりえます。そして更に言えば「国をまるごと」ではなく「他人の財産をまるごと」はありえるでしょう。

　その場合、マジックは「詐欺」と呼び名が変ります。よく使われる例えですが、刃物も調理に使うか人を傷つけるかで大きく違ってきますし、薬も使う量や目的で毒にもなります。

　マジックはどんなに綺麗ごとを言っても「騙す」と言うキーワードが根底にありますし、演じた側と見る側との間に秘密とウソが必ず発生します。だからこそ、お互いに今からその「騙し」がある事、そして秘密とウソがある事を（明示的に出なくても）了承しなくてはいけませんし、するべきです。（その了承の手続きを行った上でなら「タネも仕掛けもありません」の言葉も許されるウソになります）


　前置きが長くなりましたが、この了承の手続きが甘いと言う点で「あんでるせん」を非難しているわけですが、今回はそれ以上に問題があるんじゃないかと思われる事を、テレビにも出演していたマジシャンが行っています。

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　今回、文章の引用を行ったりもしたので文字数がいっぱいになりましたので、続きは後日。


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