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2008年10月13日
予言・予知・予告のあとづけ
 先日の三浦元社長の自殺について、彼がロサンゼルスに着いた際にかぶっていた帽子の文字が英語のスラングで別れを意味する言葉だったとかで、その時に自殺を示唆していたんじゃないか?と言う憶測の記事がありましたが、これって単に「あとづけ」の様な気がします。

 確か日本のバブルが崩壊した時、この事態を予測した某経済学者(?)がもてはやされ、講演会などに引っ張りダコでしたが、これもあとづけの様な気がします。当時、いろんな思想やいろんなコンセプトで幾多の本が出版されていて、その中の一冊が「予言が当たった」と言っても、確率から言ってありえる事。例えるなら「あみだくじ」を逆からたどって行く様なもの。

 他にも先日の「シャレにならない状況なのか?」と題した覚書のブログ版で、アフィリ広告で出した「やがてアメリカ発の大恐慌が襲いくる」(副島隆彦・著)にしても発行は2004年04月。現在の状況を見れば、副島氏の先見の明を認めなくてはならないような気になりますが、これもちょっと冷静になりましょう。別に副島氏の否定するわけではありませんが、これも(先ほどの例と同じく)「あみだくじ」を逆にたどった結果では無いか?と言う可能性も考えなくてはいけません。

 で、ここまでで文章を表層的に読まれると単にケチをつけているだけの文章に思えるかもしれません。しかし、ここで私が言いたいのは、スタートとゴールで全てと思いがちの視点をもうちょっと広げる必要があるんじゃないか?と言う事で、ここまでの文章を「ケチをつける文章」ではなく「疑問を投げかける文章」と見てもらえれば幸いです。

 もちろん、これらの全てが「騙す意図」がベースになっているわけではありませんが、時として詐欺的な手法に使われる可能性があるんで。

 例えば予言者の予言と結果など、こんな風な見方をしてくれれば安易に信じる人も少なくなるんじゃないかなぁ・・・と考えています。


 ところで素朴な疑問ですが、テレビ局って何でジュセリーノみたいなインチキ超能力者の戯言を垂れ流しにして不安を煽り、そのクセ「これは警告で・・・」って“その部分だけ”を抜き取ると否定しにくいメッセージを後ろにくっつけて免罪符にしようとするのかなぁ。

 と、結構まとまりのない文章を書いてしまった・・・(汗)

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