今日はちょっと熱くなるかもしれません。

　8月1日の九スポ（東京の方では7月31日の東スポかな？）の一面に「8･6関東大震災予言者ジュセリーノ氏大論争」と題して8月6日に関東大震災が起きると予言したブラジル人予言者、ジュセリーノに対してインチキだと指摘した「週刊新潮」とそれに反論する韮澤潤一郎氏のコメントなどが載っていましたが、同時に中立派（!?）の作家、山口敏太郎氏のコメントも載っていました。

　この記事、非常に興味深いやり取りがあります。ジュセリーノの予言的中率をめぐり、韮澤氏の話を要約すると地震予知を数日ずれたから外れとするか、地震が起きたから当たりとするかで的中率が変ると言うもの。しかし、韮澤氏がゴア氏のノーベル賞受賞を当てたと言うが、これは「予知」「予言」ではなく「予想」の範囲。

　もちろん、これらの話は予言そのものの数（つまりは確率を計算する上での分母）をしっかりとおさえなければ話になりません。彼の予言は事前に書類を保管し、事後に公開って手段らしいが･･･もはや解説する必要もありませんね（笑）。

ジュセリーノ・ダ・ルース
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%82%BB%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%8E%E3%83%BB%E3%83%80%E3%83%BB%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%82%B9


　私はインチキだと認定しますがコイツ、曲がりなりにも地震予知を「警告」と言っているくせにパニックになる事を恐れ著書に前述の関東大震災を書かなかったとか言ってる。それじゃ、後から「オレ、あの地震は予知してたんだよ〜ん」ってな自慢はやめろ、バカ野郎!!

　これは毎度、地震予知を当たった外れたと一喜一憂するクズどものに感じる不快感ですが、それ以上に今回、私がこの記事で「カチン」って来たのが山口氏のコメント。「週刊新潮」でジュセリーノ批判をした元放送作家のかまたあきよし氏に対して見当外れな事を言っています。

　ジュセリーノは予言が当たることを望まず、警告を発しているだけ（それじゃパニックを恐れず、ジュセリーノの言う「地震の規模を小さくするための努力（!?）」を促すべく、どんどん公表すべきでしょ？）に思える、とした上で「その意味でジュセリーノ氏はエンターテイメントであり、ジュセリーノ批判はやぼだ」と。

　あのねぇ･･･仮にも人の生き死にに関わる予言ってのは「本物の警告」以外に使われる場合、不謹慎って言葉も生ぬるい程なのに、言うに事欠いて「エンターテイメント」だと!?作家のクセに言葉を知らないのか!?

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