2007年12月09日
取り留めのないブログ論
先日の「テラ豚丼事件」のネタの時にも書いたのですが、「ネット発のニュースをテレビで取り上げたって事」について、昔ならあまり考えられない、極端に言えばネットで取り上げられたことがきっかけでニュースになったネタがちょくちょく見られます。
以前、「下駄履き記者」だったかな?要は新聞社に出社して靴から履きやすい下駄に履き替え、記事を書く、つまりは現場に行かず、取材しないまま記事を書く貴社の事を揶揄した言葉があったそうです。(ですので「下駄履き」という部分が別の表現だったかもしれませんので間違いの可能性がありますが、取り合えずココではこの表現で通します)
そして現在、この下駄履き記者が下駄履きのままで十分に仕事が出来る世の中になっているのではないでしょうか。前述のような「ネット発」と思しき記事の多くは一日中机に張り付いていても書ける程度の内容。一般人と違う点は新聞社なり放送局なりの肩書きを持って関係各位に電話取材(「電凸」と言ってもいいかもしれない)が出来ること。もちろん、記事の信憑性などについて責任も生じますが、職業でやってる以上は仕方ないことですんで、コレは別にリスクとは思えませんし。
さて、そうなるとブログ人口が増えるほど、事件のタネはつきません。もちろん、未成年のバカが喫煙や飲酒程度なら、ネットサーフィンすれば一日に数人は見つかるでしょう。さらにはほぼ無自覚に守秘義務違反や、内部告発してるブログもゴロゴロ出てくるでしょう。警察官が捜査情報を漏らしたり携帯電話の開発に関わった人間が不具合があるなんて、日記で書いてしまったりするくらいですから。
ではなぜこんな(重要な)事を書いてしまうのか?私の勝手な憶測ですが・・・ネタ切れが原因ではないか?と。
多くの有名人がブログを書くのがほぼ当たり前になってきた時代、人気獲得の手段として無視できなくなったブログも、ネタ切れは最大の敵。その焦りから「とにかく何かを!」って感じで書いてしまうのでしょうが、政治家に芸能人、スポーツ選手などが下手をするとその各生命(政治生命とかタレント生命などなど)を失いかねないブログは弾薬庫とも言えなくはありません。
そしてその弾薬庫に火をつけるのは誰か?現在はネットウォッチャーの一般人、これはほぼ「2ちゃんねらー」と思って間違いないでしょうが、今後、ネタ切れに苦しむブロガーと同等に「下駄履き記者」が仕事としてこれらの「火付け」をやりださないか?と、杞憂とは思いますが、少々不安です。
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