Elwood覚書（ブログ版）

　今日、母が雨の中、産業道路を車で移動中のことでした。「コトッ」と言う音とともにワイパーが止まってしまいました。　巨大なタイヤのトラックが対向車線から容赦なく泥水を霧の様に巻き上げ、フロントガラスはあっという間にスリガラスの様になり、とてもじゃないけど運転できる状態じゃない。わき道に避難し、ＪＡＦに連絡を入れるも１時間以上かかると言われどうするか迷うも、そのわき道ですら産業道路に繋がる道なのでやはり危険。困り果てた時、近くに巨大な駐車場を持つ会社（？）があり、ひとまずそこへ。　入り口で事情を話し、ＪＡＦを呼ぶまでの間止めさせて欲しいとお願いすると、「お困りならウチの整備士に見せましょうか？」と言われ初めて気付いたそうですが、そこは巨大な運送会社でした。で、ＪＡＦよりも頼りになりそうなマツダ（その車を購入し、いつも検査・整備をしてもらう所）に泣きつこうと思っていたところ、思いがけぬ申し出に助けられました。　結局ネジの脱落が原因でした。さすがに乗用車のワイパー用のネジがあるわけでもありませんでしたが、手際よく「ある代用品」を使った裏技で見事に応急処置ながらワイパーを稼動させる事に成功。もうこれ以上ない位にお礼を言い、その運送会社を後にしたそうです。　帰宅までの短時間なら十分役目を果たし、そのままマツダにて対応してもらいました。その応急処置を見たマツダの整備士の方、こりゃ経験を積んだ年配の方ではありませんでしたか？と聞いてきたそうですが、確かにベテランの整備士の方に処置してもらったそうです。　その運送会社を後にする際、当然お礼に何かをと告げるも「いえ、代わりに当社をお見知りおきを」とだけ言われたそうです。その整備士の方にとって見れば日常の業務の延長で、空き時間にちょちょっとした作業程度だったかもしれませんが、母にとっては地獄に仏。いたく感謝していました。　で、息子の私からも感謝を込めてその運送会社の名前を公表したい気もありますが、ネットの社会じゃこの文章をどう捻じ曲げて読む人がいるか分からないんで複雑な思いを持ちながら断念。だって、車で困ったときにそこに転がり込めば何とかしてくれるって思う人もいるかもしれないし（汗）。　まぁ、たまには私の覚書も「ちょっと良い話」っぽいものを書いてもいいかな？ってところで。

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