ちょっと古めで後回しになってしまったネタですが。

ＮＨＫ日韓討論番組、崔洋一監督の「歴史を語る資格はない！」が視聴者に波紋
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2010&d=0815&f=entertainment_0815_012.shtml

　もう既にあちこちのブログなどでも語りつくされている感はありますが、歴史に疎くノンポリの私でもさすがに突っ込めるネタですし。

　さて、崔さん。映画監督という立場でいながら表現の自由を･･･と言うツッコミもありますが、私としては想像力の欠如は職業として致命的では？

　記事にある発言を引用すると「当時の日本のイデオロギーは、そういう方向に流れていた。国そのものがそうなっていた。だけど、36年間にわたる植民地支配がそれによって肯定されるという考え方（を持つ人）は、基本的に歴史を語る資格がない」とのこと。

　しかし、歴史を語る上で一番ダメなのはその出来事のあった「過去」とそれを語っている「現在」のそれぞれを「点」で捉えること。そしてどんなに自分にとって好ましくないことであっても、その当時の人間の中には喜んで受け入れた人もいた側面をしっかり見るべきです。そうでなければ「歴史を学ぶ」事にはなりません。

　アメリカでは日本への原爆投下を60%以上の人間が正しかったと答えています。じゃあ、崔監督風に言うとアメリカ人の６割は歴史を語る資格は無いのでは？この数字、日本人としては苦々しく思いますが、アメリカ人の価値観なら仕方ないか･･･とも思います。

　ただ、イスラム圏で「9･11」について調査したら、「おごれる大国への鉄槌である！」って回答が6割以上ありそうな気がしますが、仮にこんな結果が出たとして、アメリカ人はどんな反応をするでしょうか。


　100年前の歴史から、数年前の歴史まで、立場や考えで見方は全然違ってきますし、決して分かち合えないものも多いでしょう。で、違う価値観や歴史観を持った相手なんだ･･･と認識した上で歩み寄るしかないと思うんですが･･･どうも「対韓国」で言うとこの価値観・歴史観の違いが必ず謝罪と賠償に･･･(ry

　で、話は戻って崔監督の発言。私はこの様な意見も一つの意見として否定はしませんが、少なくともこう言う考えの持ち主なんだ、と言う認識と、こちらの意見は（監督が気に入らなければ）受け付けない人なんだと認定。

　こう言う人こそ、日韓にミゾを作りそうですし、それに反応する私もそれを助長してるんでしょうねぇ。（つづくかも）

{a8.net http://books.livedoor.com/item/3172194}{a8.net http://www.dmm.com/mono/dvd/-/detail/=/cid=n_605axds1160}

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