先日書いた「幽霊」の話の続き。(訳もなく覚書を２日も休んじゃった･･･）

問題：幽霊とオバケの違いは？

　民俗学的な見地で言えば元が人間ならば幽霊、それ以外ならばオバケ。落語的な話では美人が死ねば幽霊、不細工が死ねばオバケ、そして「怪談の科学」の著者、中村希明氏によれば人に憑くのが幽霊、場所に憑くのがオバケとしています。

　詳しく解説すると、幽霊は殺人犯などが場所を変えても見てしまう場合を指し、オバケは同じ場所で人が替わっても見えてしまう現象を指す、としています。確かに言いえて妙な気がします。

　で、こんな怪談がありました。巨大貨物船でガス漏れ事故があり、船倉に閉じ込められた作業員を（助け出そうとドアを開ければ、船全体が被害に遭うため）見殺しにしてしまった。ガス漏れが治まり、作業員の遺体を供養し水葬したものの、その後の航海でその作業員の首が恨めしそうに追いかけ続けた･･･と。これは先の例で言うと「人に憑く」幽霊と言え、ありえる話の部類になるでしょう。


　さてさて、先に紹介した「怪奇探偵」であった「脳内映像」については覚書のブログ版や私のサイトの掲示板「研究談話室パート３」でも書き込みをいただきました。ありがとうございます。

https://fanblogs.jp/elwood/archive/1138/0

http://yui.at/bbs2/sr2_bbss_u.cgi?action=show§ion=894Elwood&txtnumber=&mynum=929

　紹介していた文章については両書き込みとも的を射てて、なかなか手厳しいものがありましたが、私は肯定的に捉えた部分がありました。松尾氏を応援しながらも浅い部分で山口氏を批判することについての苦言の箇所ですが、前述の書き込みの様なレベルの批判なら山口氏にとっても見るべきところがあったでしょう。

　ちなみに松尾氏、某討論番組で例の見える人間に「見えるメカニズム」の説明を求め、それができない霊能者を口撃していましたが、そのロジックがあまりに的外れだったんで引いてしまった覚えがあります（笑）。


　そんでもって話がまとまらない間に文字数制限が来てしまいました、こんな記事を見つけました。

イタコ「口寄せ」癒やしに効果…国助成で研究
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100814-00000396-yom-soci

　これも含め、また続きます。

{a8.net http://books.livedoor.com/item/1960921}

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