Zidooという中国の家庭用オーディオビジュアル機器会社は2つのオーディオブランドを所持しており、日本では2024年5月にミュージックストリーマー Eversolo DMP-A8を、24/10/15(火)にDolby Atmos対応ミュージックストリーマーZidoo UHD8000を発売した。
そして24/12/23(月)にマスターピースフラグシップハイフィデリティ・ミュージックストリーマー Eversolo DMP-A10の発売を開始した。
参考:Eversolo DMP-A10を発売開始します
https://www.bright-tone.com/news/1159.html
DMP-A8の上位機種でフラグシップ機になると言う。シールド設計のシャーシデザインはTADL Evolutionシリーズのプリとパワーアンプに似合いそうだ。
OCXOクロックシステムやSFPファイバーネットワークインターフェース等音質向上にコストを掛けているのに税込825,000円というのも最近のオーディオ機器のインフレ傾向を考えるとお安く感じられる。しかも発売キャンペーンとして25/03/31(月)まで税込770,000円で購入可能だ。
Eversolo DMP-A8購入を検討した時にも書いたが海外の新興オーディオメーカーの製品は日本の発売代理店がいつまで取り扱うか不明なのが心配になる。自分が気に入って愛用していても後継モデルが日本で発売されないとかなると買い替え時期になって困ってしまう。
参考:評論家イチオシ!LUMIN「P1 mini」レビュー。「驚くほどの音質の良さが体験できた」
https://www.phileweb.com/review/article/202412/25/5874.html
80万円台となるとネットワークプレーヤー/プリアンプLUMIN P1 miniがライバル機となる。LUMINは実績のある人気ブランドなので将来的な安心感がある。ただし本体幅は400mmと少しミニだ。
DMP-A10は最大4TBのSSDの内蔵が可能でノイズ源となるLAN経由でNASから音源を再生することを避けることも可能だ。でもDolby Atmosには対応していない。この点はUHD8000が優れていると言うのはフラグシップとして残念だ。そのUHD8000もAmazon MusicのDolby Atmos未対応というのは惜しい。
次々と新しいサービスや音源が登場するから、自分が何を重視するかで機種を選ぶ必要があるのが現在のネットワークプレーヤーとミュージックストリーマーの現状だ。