これも4か月前の話になるが2024年の夏アニメ新番組を録画するためにはDMR-BZT9600のHDDの空きを作る必要あり、昔標準DRで録画したアニメをせっせと消化していた。今回はufotableアニメーション制作の2本を一気見してみた。
参考:Fate/stay night [Unlimited Blade Works]
https://www.aniplex.co.jp/lineup/fate-sn-ubw/
『Fate/stay night [Unlimited Blade Works]』[第1期:2014年10月放送・第2期:2015年4月放送]は、願いを叶えるという聖杯を巡り7人の魔術師が7騎の英霊を召喚して聖杯戦争を開始した。アーチャーを呼び出した遠坂凛はこの戦いに巻き込まれた衛宮士郎の命を助けてしまう。セイバーを召喚した士郎と凛は共闘してこの戦いに臨むが…というストーリー。
『フェイト』シリーズの原作ゲームをプレイしたことはないが有名作品だけに概要は知っている。その人気作品をufotableがアニメ化しただけに美麗なCGに迫力のある戦闘シーンと10年前からユーフォの作画は凄いと感心するばかり。
アーチャーと衛宮士郎の関係も意外で物語も面白い。この秘密を知ると『ドラえもん』の現在の状況を作った原因はタイムマシンで過去に戻った自分だったというオチを思い出す。
7人の魔術師の聖杯にかける想いや英霊達が辿った運命といったドラマ性も高い。士郎と凛の恋愛感情も気になるし人気シリーズになる筈だと思う。
聖杯戦争という設定を活かせば新たな魔術師や英霊も登場させられるからシリーズが続く訳だ。
参考:『テイルズ オブ ゼスティリア ザ クロス』作品情報
https://www.animatetimes.com/tag/details.php?id=14341#link1
『テイルズ オブ ゼスティリア ザ クロス』[第1期:2016年7月放送・第2期:2017年1月放送]は天族に育てられた少年スレイはある事件に巻き込まれ伝説の聖剣を引き抜き導師となる。人と天族が共存する世界を取り戻そうと世界の災厄を払う冒険に旅立つ…というストーリー。
1期の途中で『テイルズ オブ ベルセリア』のベルベッドのエピソードが挟まれるのが"ザ クロス"の意味なのかと思うが完全にスポンサー都合の構成で2人の主人公は絡まない。
こちらもCGと作画は見事だがゲーム原作の話に新規性はなく、人の心の暗黒面が災厄を生む、ドラゴンが最強の敵というのもゲームならともかくアニメで見せられると過食気味な設定だ。
まるで他人がプレイしているRPGを見ているような気がしてアニメの質の良さが勿体ないと思った。ファンには申し訳ないが何故ユーフォがこの作品のアニメを制作したのか不思議だ。丁度UBW制作が終わりその時の人材に仕事が必要なタイミングだったのだろうか?
この後ユーフォは忙しくなったようでその点においてフェイト以外のゲーム原作アニメとして興味深い作品だ。