1982年10月にNEC PC-9801が発表された。だから2022年10月に生誕40周年記念パソコンが発売されると思っていたが発表は無く、レノボグループとして「ThinkPad X1 Carbon Gen 10 30th Anniversay Editon」が発売されただけだった。このモデルは2022年10月発表の限定1,000台33万円の記念モデルだ。
過去NECパーソナルコンピュータ株式会社は19/08/05(月)にPC-8001生誕40周年を記念した特別カラーのモバイルノート「LAVIE Pro Mobile PM750/NAA」を発表しており、その拘った懐かしい意匠に惚れた私は予約購入し満足し愛用している。
もうPC-9801 40th Anniversary Editionパソコンのことを忘れかけていたら23/08/01(火)PC-9801生誕40周年記念ノート「LAVIE NEXTREME Infinity」発売が発表された。
性能はインテル(R) Core(TM) i9-13900H、64GB メモリ、約2TB SSD、WQUXGA16型有機ELディスプレイと最高仕様構成で約33万円と、無限とは盛り過ぎだが高性能なのは間違いない。
今年に40周年と言っているので1983年10月発表のPC-9801Fと11月のPC-9801Eから数えての40周年なのか?確かにPC-9801シリーズの基本仕様はこのシリーズで確定したのでこの点に関してはまあ納得しよう。
参考:「LAVIE NEXTREME Infinity」
https://www.nec-lavie.jp/premiumclub/products/notebook/lavie/xf/
しかし「LAVIE NEXTREME Infinity」の仕様をみても40周年記念ノートらしい意匠が見当たらない。筐体はPC-9801のアイボリーホワイトではなくアルマイトブラックカラーだし、電源投入時に「ピポッ」とは鳴らないし、PC-9801のBIOSを搭載し仮想98としてDOSアプリは実行できないし、と往年のPC-9801ユーザーとして魅力が感じられない。
「LAVIE Pro Mobile PM750/NAA」並みのキーボードツートーンカラーや文字色を採用できないほどコスト管理を厳しくしなければならないほど現在のPC市場は冷え込んでいるのかと実感させられ生誕記念を祝う気分になれない。
「プロジェクトEGG」7本のゲーム無料プレイ、Xbox Game Pass Ultimate最長3か月無料体験、VTuber入門ソフト付属といったソフトウェアサービスだけではなくハードウェアの個性も出して欲しかった。
発表されたら予約して購入する気持ちでいたがこの商品化では何がPC-9801生誕40周年記念なのか分からず購入意欲が萎えてしまった。
22/05/05(木)にDELL New Inspiron 3910コンパクトデスクトップ 【即納】モデル税込・配送料込102,944円、5/9(月)にHP 27f 27インチ 4Kディスプレイ税込29,700円を購入してしまったことでこの高性能ノートPCの使い道がないのも現実だ。
メーカーのホームページを見てもPC-9801生誕40周年記念ノートとか限定数4,000台の表記が見つけられなかった。なお23/08/07(月)に「PC-98が転生したら性能Infinityでした!?」という漫画が公開されると言う。
参考:「PC-98が転生したら性能Infinityでした!?」
https://www.nec-lavie.jp/brand/infinity/tensei/
この日に限定カラーモデルが発表されるのではないかと一途の望みを持ち楽しみに待ってみよう。