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2023年07月12日

デジタルカメラの瞳AF機能はスパースモデリングにより実装されている!でもライスシャワーに弱い?

ソニーα7 IVの瞳AF機能は優秀で大いに助けられている。瞳AFのロジックは図形輪郭処理による楕円形の中に2つ小さな円形が水平に並んでいてその中央に突起物があるといった画像処理でもしているのかな、と素人ならではの想像をしていた。

たまたまBS231の放送大学テレビで『データサイエンスの技術』「機械学習理論T 第4回 スパースモデリング」を放送していてなんとなく見ていたら"少ない観測から高解像度の画像を求める手法"について説明していた。

言葉だけは知っている「機械学習」「データマイニング」「教師あり・なし学習」等の重要な概念を教えてくれるからこの講義は機会があれば視聴するよう心掛けている。

「スパースモデリング」ではブラックホールの撮影写真や医療で使用される脳の血管写真の高解像度化に利用されていると知り良い勉強となった。

参考:データサイエンスの技術 機械学習概論I
 https://bangumi.ouj.ac.jp/v4/bslife/detail/01K01005.html 


それより"スパースモデリングでは、顔の画像を小さなブロックに分割し、各ブロックの輝度値を分析し、輝度値の変化が小さいブロックは瞳の可能性が高いと判断します。"という説明に瞳AFは図形輪郭処理ではなく輝度処理だったのかと驚いた。

これに加えChat GPTに「スパースモデリングとカメラの瞳検知機能の関連性を教えて」もらうと以下の2点に関してもこの手法は優秀だそうだ。

・ノイズや欠損データへの頑健性:照明条件の変化や顔の一部が隠れた場合など、映像中の目の情報が一部欠落している可能性があります。この様な映像から瞳の特徴を抽出する際に有用な手法となります。

・目の位置推定:瞳検知では、カメラで取得された映像から目の位置を推定する必要があります。スパースモデリングは、瞳の特徴を表現するための基底関数の係数を推定することで、目の位置推定に寄与する可能性があります。

基本処理からカメラメーカーごとにチューニングが入り各社の被写体検出AFの性能に差が出るのかと大変勉強になる講義だった。

23/7/9(日)acosta!池袋サンシャインシティではα7 IVがウマ娘ライスシャワーの左目検出に大変苦労していた。FGOのマシュの場合は前髪で隠れた右目でも検出するので、ベレー帽で右目が隠れると言う被り方は想定していないようだ。

「それはそうだろう!」(^_^)

2023年07月09日

NHK BS4K『魂のタキ火』「特別編 癒しの炎30min」と『4K DEEP BREATH』をDolby Atmos 7.1.4chで視聴してみた

23/06/17(土)NHK-FM『ラジオマンジャック』にてゲストの声優緒方恵美さんがNHKで放送されたタキ火だけを映す番組を観て癒されていると語っていた。

私はてっきりテレビ朝日BS4Kで放送中の『4K DEEP BREATH』のことと思い聞いていたが、その翌週23/06/25(日)NHK BS4Kにて『魂のタキ火』「特別編 癒しの炎30min」が放送された。毎週EPGをチェックしているのに今までこの番組は知らなかった。

今回この番組をDMR-ZR1で録画、VPL-VW255で100インチスクリーンに投影、CX-A5100(H)とMX-A5000(H)のDolby Atmos対応7.1.4chスピーカー構成で視聴した。

参考:魂のタキ火
 https://www.nhk.jp/p/ts/NW6N3XYKJ9/list/ 


番組では、焚火の炎だけを30分間映す…という環境4Kビデオだ。地元では6/26(月)には気の早いセミが鳴きだしたと言う暑さなのに炎を映しパチパチという燃える音だけで体感温度が3〜4度上がり暑くて敵わない。実際使用しているAV機器の放熱で室温も上がるのでタイパ重視の早送りで視聴し終えた。

一方以前視聴した『4K DEEP BREATH』では60分バージョンとmini 30バージョンの2種類が放送されており#1「Bonfire EDIT」(焚き火)#2「FirePlace EDIT」(暖炉)では炎だけが映し出されている。これらの番組は肌寒くなってから見ると暖かさを感じられて良さそうだ。

参考:番組表【2K/4K】
 https://www.bs-asahi.co.jp/bangumi/ 


今の季節なら#4「AQUARIUM EDIT」(すみだ水族館)#6「Waterfall EDIT」(滝)が見た目に涼しそうだ。#5「Tokyo Riverside EDIT」(東京水辺ライン)は見知った風景もあるので見ていられる。

NHKの「ヒーリングミュージック」シリーズみたいに5.1chサラウンドであればまだ楽しめるのだが、30分間ナレーションもない番組をただ観るのは私には退屈でチェックしてすぐ削除した。

今回調べたら#13「Factory Cruise EDIT」(工場巡航)#14「Tokyo German Village EDIT」(東京ドイツ村)という新作が放送されているので内容を確認してみた。

「Factory Cruise EDIT」は流行の工場夜景観光かと思ったら夕方出発で夜景と言うには明る過ぎた。日が暮れても明るめの画面で夜景が映えずHDR効果が味わえないのは残念だ。

参考:東京ドイツ村
 https://t-doitsumura.co.jp/ 


「Tokyo German Village EDIT」の東京ドイツ村ってどこにあるのかと思ったら千葉県袖ケ浦市と千葉県観光施設あるあるだ。レイクエリアの「世界の昆虫爬虫類王国」とパークエリアの「こども動物園」の紹介のあとマーケットエリア冬季イルミネーションの「ジュラジャーマン・ライド」が紹介された。

何故ドイツに恐竜?というコンセプト不明なアトラクションだがHDRによりイルミネーションが映え観ていて楽しい番組だ。ジョーズっぽいイルミネーションもあり、USJみたいな雰囲気と冬気分も楽しめる夏向きの内容だ。

2023年07月04日

23/07/01(土)再放送の『チコちゃんに叱られる!』『有吉のお金発見 突撃!カネオくん』『探検ファクトリー』が面白い!

23/06/30(金)放送の『チコちゃんに叱られる!』は「▽干物の不思議▽野球帽の謎▽なぜ身近な人?」だった。この中で"もっといい人もいるだろうに身近な人を好きになるのはなぜ"の答えを"目移りしないように脳がコントロールしているから"と臨床心理士明星大学藤井靖教授が説明していた。

脳は人間に子孫を残すため身近な人を好きになるようドーパミンを分泌しその快感で好きと思わせている、という説明は「諸説あります」というお馴染みの注釈テロップは流れたが納得できるものだった。

参考:▽干物の不思議▽野球帽の謎▽なぜ身近な人?
 https://www.nhk.jp/p/chicochan/ts/R12Z9955V3/episode/te/6J79PMM79X/ 


"婚活疲れ"という言葉をネット記事で見ることがあるが生物の本能に逆らい婚活で次々とスペックの良い異性とばかり会っていればドーパミンも出ず疲れることだろう。

参考:婚活疲れや婚活うつにならないために
 https://www.fiore-party.com/column/tech004 


ガラスの靴を履いたお姫様や白馬の王子様を永遠に探すのも個人の自由だと思うが、ゴールを決めておかないと時間と金と精神を無駄に消費するだけだ。この時役立つのがゲーム理論の1つ「最適停止理論」とのこと。

参考:数学者によると、この法則に従えば約90%の確率で最適なパートナーと結婚できます
 https://r25.jp/article/723462907437437416 


疲れて「本当に結婚したいのか?」等悩むくらいなら数学的な確率を信じて一度結婚するのも良いだろう。どうせ恋愛感情は3年の賞味期限との話だから新しい恋を探す選択肢もあるかもしれない。

参考:第5回 迎える終局,恋愛が終わるとき
 https://www.yodosha.co.jp/rnote/renai/renai_9784758115728.html 


23/06/24(土)放送の『有吉のお金発見 突撃!カネオくん』の「外国人が絶対買う!日本のお土産とは?」も視聴した。

外国人が秋葉原の専門店でコスプレグッズを爆買いし、今では1日の来客数の8割が外国人のこともあるそうだ。男性キャラになりきるためのマッスルスーツがあると聞いていたが、涙や歯を再現するためのグッズもあるとはなるほどコスプレイヤー外国人のお土産になる訳だ。

参考:外国人が絶対買う!日本のお土産とは?
 https://www.nhk.jp/p/ts/ZV9LQ94Z3R/episode/te/J9193ZR64G/ 


23/01/28(土)放送の『探検ファクトリー』「レコード人気復活 あの人気歌手もここで!レコード製造工場」もアナログレコード製造現場が見られて楽しかった。オーディオ試聴イベントで聴いたことのあるラッカー盤が作られる工程が分かったがマザー盤の前とは本当にレアなマスター盤で高音質な訳だ。

東洋化成(株)カッティングルームスタジオのモニター2ウェイスピーカーはKRK V5、応接室のオーディオ機器はスピーカーJBL 4318、アナログプレーヤーはTechnics SL-1200MK5と思われるが、他の機材は映っておらず分からなかった。赤いJBLのマークが映っていないのはマスキングされていたのだろうか?

中川家の愛するレコードが「燃えよドラゴン」「ハクション大魔王」とは懐かしい。ディスク営業の人はナガオカといったオーディオ試聴イベントにも参加している様だ。

参考:「レコード人気復活 あの人気歌手もここで!レコード製造工場」
 https://www.nhk.jp/p/ts/Y5G7RL6WX3/episode/te/K97ZXJZ432/ 


これら番組に加えいつもBS4KとNHK FMを楽しんでいるから私はNHK受信料年払い25,650円のコストは回収していると思っている。

2023年07月01日

NHK BS4K「ひみつの絶景 ブルーキャニオン」の立体音響をDolby Atmos 7.1.4chで視聴してみた

23/06/18(日)NHK BS4Kにて『ひみつの絶景 ブルーキャニオン』が放送された。EPGでこの番組を見つけた時には「語り:林原めぐみ」に注目し録画予約を入れたが、番組内容を確認すると立体音響との記述があった。では何故"Sound Trip"シリーズではないのだろうか?

この番組をDMR-ZR1で録画、VPL-VW255で100インチスクリーンに投影、CX-A5100(H)とMX-A5000(H)のDolby Atmos対応7.1.4chスピーカー構成で視聴した。すると立体音響処理されているのは6か所のみ合計10分も満たないからだと分かった。

参考:ひみつの絶景 ブルーキャニオン
 https://www2.nhk.or.jp/archives/movies/?id=D0009051402_00000 


番組では、キャニオニングという上流から下流へと峡谷を下っていく冒険を「修験道の聖地・奈良」「人跡未踏の渓谷・愛媛」「屋久島の巨大滝」の3か所で行いそれを追う…というドキュメンタリーだ。

絶景だけに目もくらみそうな絶壁があったり危うい足場しかなかったり河川の流れが急だったりとスリル満点だ。4Kの高精細で視聴しているとその場にいるような感覚が味わえて結構スリリングだ。水は澄んでいて景色は綺麗だから自分の目で見てみたくなるが命が幾つあっても足りないのでこの番組で我慢だ。(^_^;;

立体音響は冒頭と最後に語りでサンプル的に1回ずつ。番組途中で滝つぼの水中音や森の環境音等で2分弱ヘッドホンマーク付きで4回放送された。これら6か所にはチャプターを打ちすぐに再生出来るようにした。

ヘッドホンではなくDolby Atmos 7.1.4chスピーカーでも十分イマーシブオーディオとして楽しめる。水中音はまるで部屋の中が水で満たされたような感覚になる。この立体音響は有名なサウンド・クリエイターのYosi Horikawa氏が手掛けている。

参考:YOSI HORIKAWA
 https://clubberia.com/ja/artists/3819-Yosi-Horikawa/ 


この成果が23/01/03(火)放送『Sound Tripモロッコ ジャジューカへの旅』に繋がるのかと納得する眼福耳福な90分間だ。この2つの番組はDolby Atmosでも十分楽しめるが採用している規格はMPEG-H 3D Audioなのだろうか?

次はヘッドホン視聴を試したいがCX-A5100の端子は大型の6.3mmジャックだから3.5mmミニジャック変換プラグが必要と面倒臭い。

23/06/04(日)には「Sound Trip モロッコ・音楽と生きる人々」という30分間のイマーシブオーディオ番組も放送された。これは『ジャジューカへの旅』の短縮版なのかと思ったが未放送の映像が追加されていながらジャジューカに関しては途中で終わっている妙な構成だった。なおモロッコの音響効果は荒川きよし氏が手掛けている。

次の「Sound Trip」シリーズの放送が楽しみだ。

2023年06月30日

NHK BS4K『小さな旅』「ジャズ 輝いて 〜仙台市〜」をDolby Atmos 7.1.4chで視聴してみた

23/06/24(土)NHK BS4Kにて『小さな旅』「ジャズ 輝いて 〜仙台市〜」が放送された。

今回この番組をDMR-ZR1で録画、VPL-VW255で100インチスクリーンに投影、CX-A5100(H)とMX-A5000(H)のDolby Atmos対応7.1.4chスピーカー構成で視聴した。番組はステレオ放送だから特にサラウンド効果を感じることはなかった。

参考:「ジャズ 輝いて 〜仙台市〜」
 https://www.nhk.jp/p/kotabi/ts/JPN326654N/episode/te/K9M45M8RZ8/ 


番組では、仙台市にあるジャズ喫茶とジャズライヴハウスを尋ね音楽に携わる人達の話を聞く…というドキュメンタリーだ。

1970年代開店のジャズ喫茶Countでは「ALTEC LANSING A5system」スピーカーを鳴らしている。あの喫茶店の広さで大型ALTECのホーンスピーカーを鳴らすのは本当に音圧重視だなあと思う。

ターンテーブルは2台映っていて1台はDENONと思われるがもう1台のメーカーは見覚えが無い。CDプレーヤーもDENONらしいデザインだが型番は不明、プリアンプとフォノイコライザーは海外製なのか見覚えが無くメーカーすら分からないのが残念だ。

Modern Jazz & Snackカーボは生演奏が売りだがオーディオ機器も映っていた。プリメインアンプはDENON PMA-7.5Eまたは7.5Sと思われる。CDプレーヤーはDENONかONKYOぽいデザインだが「オーディオの足跡」で調べても該当する機種は見つけられなかった。

『小さな旅』テーマ曲は大野雄二氏作曲で、ジャズピアニストでもある大野氏は『ルパン三世』のテーマが有名だ。今回エンディングがジャズアレンジになっているのは嬉しいサービスだ。

今後仙台市に行くことがあればちょっと立ち寄ってみたいと思う2店だ。

2023年06月18日

NHK BS4K「若冲を発掘したアメリカ人」の22.2chをDolby Atmos 11.1chで視聴してみた

23/06/11(日)NHK BS4Kにて『若冲を発掘したアメリカ人』が再放送された。DMR-SCZ2060で録画済みだがこのレコーダーでは5.1chでしか再生出来ない。

今回この番組をDMR-ZR1で録画、VPL-VW255で100インチスクリーンに投影、CX-A5100(H)とMX-A5000(H)のDolby Atmos対応11.1chスピーカー構成で視聴した。22.2ch音声がDolby Atmos 11.1chでどの様に聴こえるか冒頭だけチェックするつもりだったがイマーシヴサラウンド効果が高く最後まで観入ってしまった。

参考:「若冲を発掘したアメリカ人」
 https://www4.nhk.or.jp/P5465/3/ 


番組では、1953年に就職したばかりのジョー氏がNYで初めて若冲の墨絵に出会い、描かれた自然の生命力に一目惚れした。1963年34歳の時若冲ゆかりの京都旅行をしてその時の通訳ガイドが現在の奥様とのことだ。2人で若冲を中心に50年以上掛けて江戸時代の絵画600点以上を集めてきた…というドキュメンタリーだ。

父親が経営する会社に勤めてお金があったから個人コレクターとしてこれだけの点数の美術品を集められた上に1988年には美術館の日本館の建築まで出来たのかと知った。生きたお金の使い方は参考にしたいものだ。

22.2ch音声だから8K収録番組だと思ったらやはりBS8Kで何回も放送されている。BS4K放送でも絵画のアップでは若冲の精密な描写が味わえるので流石8K収録と思える解像感だ。インタビューでジョー氏は88歳と語っていたので2018年収録と思われるがHDR収録でないのは残念だ。

イマーシヴサラウンドは番組開始から効果音が空間に定位し響くという意外性、その後も若冲の絵画が映し出される度、色々な効果音が空間に響くという歌舞伎的な見栄を感じさせる音の配置が楽しい。最近の番組では余り聴かれないフロントからリアに音が抜けると言う22.2chデモぽい演出も味わえる。自然なイマーシヴサラウンドとして波の音やニューヨークの喧騒もあり眼福と耳福になれる59分間だ。

DMR-ZR1のDolby Atmos変換のデモ番組として「メガシティ大発光 空から見た東京夜景」「日本エコー遺産紀行 ゴスペラーズの響歌 〜京都の響き〜」ともども何回も視聴したくなる番組だ。

参考:稀代のコレクター エツコ & ジョー・プライスが若冲にかけた情熱
 https://www.tjapan.jp/art/17396489?page=8 


東京の出光美術館が若冲コレクションを約190点購入したとのことだから次に展覧会が行われたら必ず行くことにしよう。

参考:伊藤若冲など江戸の絵画収集家、ジョー・プライスさん死去…93歳
 https://www.yomiuri.co.jp/culture/20230419-OYT1T50049/ 


最後に今回このブログを書くために検索していてジョー氏が今年の4月に亡くなっていたことを知った。ご冥福をお祈りします。

2023年05月20日

NHK BS4K「美しき処刑人が見たフランス革命 なぜ理想は恐怖に変わったのか?」を視聴して世界史の復習?

NHK BS4Kにて『ダークサイドミステリー』が放送されている。昨年には8月には「美しき処刑人が見たフランス革命 なぜ理想は恐怖に変わったのか?」が放送された。

この番組をDMR-ZR1で録画、VPL-VW255で100インチスクリーンに投影、CX-A5100(H)とMX-A5000(H)のDolby Atmos対応11.1chスピーカー構成で視聴した。

番組ではフランスの処刑人サンソンがフランス革命に翻弄された悲運の生涯を追っていた。サンソンは法を順守し国王代わりに犯罪者を処刑することに誇りを持っていたのにどの身分階級にも属すことは許されず平民にも差別されていた。しかもフランス革命により国王たちも処刑する羽目になる。革命後は独裁政治により政敵の死刑が日常化して精神的に追い詰められてしまう。

参考:「美しき処刑人が見たフランス革命 なぜ理想は恐怖に変わったのか?」
 https://www.nhk.jp/p/darkside/ts/4847XJM6K8/episode/te/P7M4MWMWGY/ 


本当に独裁政治の怖さを実感する話だ。もっとも権力者に弱いのは現代日本のマスコミ報道を見ても実際アリそうだし、目障りだと思われれば社会的に抹殺されそうで怖いことに変わりないみたいだ。

サンソン一族は代々処刑人を担っておりサンソン引退後は孫の代まで処刑人だったそうだ。どの階級にも属していなかったから政治闘争にも巻き込まれず無事生き延びたと思われるが、その苦悩は深かったと日記に綴っていた。

参考:「権力者に逆らう人間」が少数派である根本原因
 https://toyokeizai.net/articles/-/344042 


番組ではフランス革命では現代までその精神が受け継がれる「人権宣言[1789年]」が採択されたと評価していたが何か原案があった筈と思い調べれば「アメリカ独立宣言[1776年]」だった。そしてその源流はイギリスの思想家ジョンロックの「市民政府二論[1689年]」とのこと。この年「英国権利章典」が制定されている。

すっかり世界史の復習となったが、以下の時系列となる。
 1620年:ピューリタン達がメイフラワー号に乗船して北アメリカへ移住
 1688年:イギリスで「名誉革命」
 1689年:ジョンロックの「市民政府二論」発刊
 1776年:アメリカ「独立宣言」
 1783年:「パリ条約」でアメリカ独立
 1789年:「フランス革命」と「人権宣言」

イギリスの宗教弾圧が起点となりアメリカ移民が始まり、68年後イギリスでは「名誉革命」が起こり、その88年後に起きたアメリカ独立戦争に加勢したフランスは財政が破綻し、重税に苦しんだ市民による「フランス革命」が起きるという見事な起承転結の歴史だ。

番組では革命成果を綺麗にまとめようとしていたが実際は約170年に及ぶ戦いと血の歴史により勝ち得た権利だった訳でこのことを自覚しないといけないと思う憲法記念日のある5月に視聴するに相応しい番組だった。

2023年05月12日

NHK BS4Kの『中井精也の絶景!てつたび』『六角精児の飲み鉄本線・日本旅』『ニッポンぶらり鉄道旅』で気になったことは?

NHK BS4Kにて『中井精也の絶景!てつたび』「愛媛 彩りの春」をDMR-ZR1で録画、VPL-VW255で100インチスクリーンに投影、CX-A5100(H)とMX-A5000(H)のDolby Atmos対応11.1chスピーカー構成で視聴した。桜咲く春の旅なので収録は2023年3月と思われる。

コロナ禍ではお馴染みの中井カメラマンの「感染防止のため1人で乗車しコレ(GoPro)で収録します。」がなく車内に業務用カメラを担いだ人影が写ったことからカメラマン収録に戻った様だ。久々に鉄道写真教室が復活していたのは構図や撮影テクニックの勉強になるので嬉しかった。

中井カメラマンが使用しているカメラはCP+2023セミナーで語った通りソニーα1とGMレンズだった。それより気になったのは手首で目立つ「Apple Watch Ultra」だ。22/09/23発売のスマートウォッチなので収録は今年の春で確定だ。

それにしても高価な「Ultra」を選んだ理由が気になる。撮影のため山を登ったり沢を降りたりとハードな使い方になるので頑丈さか、それともバッテリーの持ちの良さが魅力なのだろうか?ちょっと購入理由を知りたくなる。

参考:中井精也の絶景!てつたび
 https://www.nhk.jp/p/tetsutabi/ts/7MNYQK63PL/episode/te/V2MVPWZL2K/ 


『六角精児の飲み鉄本線・日本旅』「春・きのくに線、紀州鉄道を呑む」も同様の機材で視聴した。ロケは23/03/14(火)〜15(水)とテロップが流れた。

相変わらず昼間からビールを飲んでいるが、ファンからアルコールの差し入れもあり毎回飲むブランドが異なるのがNHK配慮だとしても面白い。六角氏が本当に好きなビールは何なのだろうか、ちょっと尋ねてみたくなる。

参考:
 https://www.nhk.jp/p/nomitetsu/ts/Y3MK93QNML/episode/te/L34RMJ847W/ 


『ニッポンぶらり鉄道旅』「小湊鐡道・いすみ鐡道 春の房総半島を横断!」も同様の機材で視聴した。

隠れ子鉄の松重豊氏が夢に向かって突き進むチャレンジャーたちと出会う、というドキュメンタリー番組だ。小湊鐡道の車内ポスターに「人物が写り込む撮影はご遠慮下さい」というポスターが貼られているくらい撮り鉄に人気らしい。

チャレンジャーとして星とホタルの写真家の草原学氏の星空撮影教室開催と水彩画家でYouTuberの柴崎春通氏が紹介されていた。柴崎氏の絵の添削ビデオは趣味で絵を描く人にとっては良い教材になるだろう。チャンネル登録者数137万人も納得の内容だ。

柴崎氏がお洒落な老紳士なのは画家としての色彩感覚や美的なセンスが活かされているのだろう。私には絵の才能はないので、別件でお洒落のコツを教えてもらいたくなる。

参考:ニッポンぶらり鉄道旅
 https://www4.nhk.or.jp/P5192/x/2023-04-24/44/8839/2860896/ 


NHKに鉄道旅番組が3種類もあるとは今まで気づかなかったが、それぞれ切り口が異なり観ていて楽しい。どうせならこの3名がコラボで同席したり、別々でも同じ時期に同じ路線に乗車したりといったスペシャル番組を観てみたい気がする。少なくとも中井カメラマンと六角氏は美味しい食べ物については話が合いそうだ。

2023年04月28日

知らなかった!NHK BS4K「アメリカ最恐の事故物件"悪魔の棲む家"の真相」とは?

NHK BS4Kにて『ダークサイドミステリー』が放送されている。昨年22/08/18(木)には「アメリカ最恐の事故物件"悪魔の棲む家"の真相」が放送された。

暖かくなって来たのでこの番組をDMR-ZR1で録画、VPL-VW255で100インチスクリーンに投影、CX-A5100(H)とMX-A5000(H)のDolby Atmos対応11.1chスピーカー構成で8カ月ぶりに視聴してみた。

番組では高級住宅地で起きた長男による家族6人皆殺し事件発生から事故物件となった豪邸を購入したラッツ一家の恐怖体験が1979年の映画化以降捏造の暴露合戦になったこと。その理由が無理な住宅購入による自己破産の恐怖から生じた経済的な金銭目的だったという真相が語られた。後日談として有名になったその家への観光客に生活を乱され次の購入者も逃げ出したと言うオチ付きだ。

参考:「アメリカ最恐事故物件“悪魔の棲(す)む家”の真相」
 https://www.nhk.jp/p/darkside/ts/4847XJM6K8/episode/te/469ZQY4514/ 


"悪魔の棲む家"という映画は知っていたが、人気がありリメイク、続編を含め20本以上制作されているとは驚いた。実話の映画化と聞いていたがやはり嘘だったのかと思うと同時に金銭欲に正直なアメリカ人が恐ろしい。それにしても経営者だったと言うラッツ氏が無理して豪邸を購入しローンや固定資産税の金額に困窮し28日で無理と逃げ出すとは余りに楽観的な金銭感覚に呆れるばかり。

解説者が2009年のサブプライムローン騒ぎや2022年のインフレ化による生活コスト増加による経済的な恐怖を強調しているのが興味深い幽霊の正体だった。

参考:悪魔の棲む家のあらすじをネタバレ!実話?キャストや感想・評価まとめ
 https://bibi-star.jp/posts/10678 


番組では犯人の長男ロナルド・デフェオが殺害動機として語った謎の声は弁護士による入れ知恵と説明されていた。では本当の動機は何なのか。検索すると意外な事実があったようだ。もっとも何故家族6人全員がベッドにうつ伏せ状態のまま黙って射殺されたのか理由は不明なままだ。

参考:ロナルド・デフェオ
 https://www.madisons.jp/murder/text3/defeo.html 


この事件を聞くと日本の殺人事件の犯人の54.3%が親族と言う事実を思い出す。

参考:日本の殺人事件の半数以上は「親族間」 悲劇を防ぐためにできることは何か
 https://www.news-postseven.com/archives/20220412_1742187.html?DETAIL 


特に最近では孤独で生活に困窮した高齢者による痛ましい放火殺人事件が起きる様になっている。

参考:<兵庫 小学生兄弟死亡>放火した伯父51歳が語っていた「財産も土地も譲るから…」
 https://bunshun.jp/articles/-/50266 


参考:80年にわたる「怨念」の因果か… 青森放火殺人、一族の“忌まわしい”歴史に迫る
 https://news.goo.ne.jp/article/dailyshincho/nation/dailyshincho-979314.html 


少子高齢化が進めば孤独と困窮に苦しむ高齢者は増える一方だ。

参考:これから「子育て世帯」はたったの2割になる…日本社会を待ち受ける「家族崩壊」という現実
 https://president.jp/articles/-/68793 


恐いのは心霊現象より心を病んだ人間と言う最恐事件だけは防ぐ必要があると『ダークサイドミステリー』を観て考えてしまった。

2023年04月27日

BS4K朝日『鉄道・絶景の旅』「行く先は風まかせ 九州よかとこ!春の穴場さがし」でリヴァイ像をチラ見せ?

BS4K朝日 151chにて『鉄道・絶景の旅』が林家たい平ナレーターで放送されている。23/04/23(日)は「行く先は風まかせ 九州よかとこ!春の穴場さがし」というタイトルで久大本線、豊肥本線、南阿蘇鉄道、島原鉄道の旅が放送された。

『中井精也の (絶景!) てつたび』シリーズの影響でこの番組もDMR-ZR1で録画、VPL-VW255で100インチスクリーンに投影、CX-A5100(H)とMX-A5000(H)のDolby Atmos対応11.1chスピーカー構成で視聴してみた。

4K収録だけに上空から列車の走行シーンを撮ったシーンは風景の色彩の美しさと解像感が楽しめる。全景にピントが合っているということは絞りF16位なのだろうか。列車のメタリックな輝きもHDR放送の魅力だ。

参考:行く先は風まかせ 九州よかとこ! 春の穴場さがし
 https://www.bs-asahi.co.jp/tetsu_zekkei/lineup/prg_ps2/ 


途中熊本県にある「くまモンスクエア」に寄りくまモンも登場したが私的には以下の2シーンが気になった。

JR日田駅を降りた時に駅前の銅像をスマホで撮影する観光客が映ったがまったく話題にしなかった。しかしその姿から「進撃の巨人」のリヴァイ・アッカーマン兵長と思い調べてみればその通りだった。ここに設置されたのは案の定漫画家諫山創氏の故郷ということだ。無視したのはテレビ朝日がアニメ放送に関わっていないから、と勝手に解釈するのも一興だ。

参考:進撃の巨人、リヴァイ像が駅前に 各国からも多数の反応
 https://www.asahi.com/articles/ASP3F6RY5P36TPJB004.html 


また『中井精也 (の絶景!) てつたび』を観ていて気になったのは各地に萌えキャラが設定されていること。長崎県島原市にある島原鉄道島原港駅や大三東駅の駅名標が映った時に女性キャラが描かれていたのが気になったのでこれも調べてみた。

鉄道むすめの神代みさきというキャラと判明した。名前の由来は大三東(おおみさき)の「みさき」とのこと。白い半袖服は夏服で裏面は冬服らしい。

この駅は「日本一海に近い駅」と紹介されていた。「絶対下車すべき駅」と言っていたが確かにゆるてつ風写真を撮りたくなる風景だ。それにしてもこの駅は台風が接近した時はどうなるのだろうか?

九州まで行くのも大変だと思いつつ乗り鉄も楽しそうだと思う今日この頃だ。
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