2024年09月06日
仕事はマジになったら負け?
今回の記事は、問題提起です。
仕事に対してはいろいろな価値観が
あると思います。
「生きるか死ぬか」の職場にいたら、
いづれ死んでしまう。たかが仕事、適当に
やってりゃいい、所詮雇われなんだから。
そんな意見を目にしました。皆さんは
どう思いますか。
警備もそうですが、他人の生命や財産を
守る仕事は、マジにならないと取り返しの
つかないことになる。
交通誘導警備はまさにそうです。一瞬の
判断が生死を分けると言っても過言ではない。
長く続く人が少ないのもそういうことか。
これは医療従事者・介護士・保育士さんも
そうですね。
ただ施設警備になってくると少々事情が
違ってきます。他人の生命や財産を守る
目的は同じです。
巡回など、手を抜いたところで実害が
発生しない、またはすぐに起きない
ケースが出てきます。
それ故、マジにならずに適当にやる
隊員が勤まってしまう。または、
能力的にどうしようもない隊員も。
実はこれ、責任者や同僚がサボった分の
カバーを行い、事なきを得ているだけ
なのです。
女子警備員ちゃんめんのブログでも
紹介しましたが、(施設)警備は決して
楽な仕事ではありません。
覚える事も多ければ、責任も軽くあり
ません。一つのミスがクライアントに
大きな被害を与える事もあります。
加えて、人間関係の葛藤も加わります。
一般的に、警備の人間関係は社会人として
レベルの低い傾向があると観ます。
そんな中で、マジになって取り組んだら
どうなるか?
ここで言う「マジ」とは、警備現場で
他隊員より頭一つ抜きんでる、
パフォーマンス発揮を指します。
あくまで相対的なものです。
それを見た使う側は、警備検定受験の
話を持ちかけるでしょう。そして
責任者へと期待されます。
そのこと自体は悪くありませんが
話を持ち掛けてきた上司が、貴方の
人生を預けるに足る信頼を置いていれば
ともかく
体制側に、どこかうさん臭さを
感じているなら、マジになり続ける
のは、リスキーではないのか。
というのは、警備業界に捕縛しよう
年金まで安く使いたい、という思惑が
ないとは言えないからなのです。
警備でマジになり、成果を出せるなら
もっと楽で、労働条件のいい仕事がある。
それに気づかれたくない。
気づきと縁があれば、アクセスできる。
一般的に、警備員として使われるより
警備員を使う側に回った方が楽です。
それ故、過酷なシフトや研修などで
個人の思考と時間を奪う。加えて
ストレス発散で金と時間を浪費させる。
そんな姑息な搾取根性で人を使っている
会社もあるかも知れません。そんな人に
マジになっている姿を見せるのはリスキー。
会社も幹部や経営方針が変われば、
貴方にとって有利に働くとも限らない
ものです。
いや警備が天職なら、マジになるのは
当たり前。そんな人もいると思います。
業界を支える素晴らしい人たちです。
結論として「マジ」は悪ではないが、
常に「マジ」であるのは善ではない。
自分の尊厳を取り戻したい時。
搾取に気づき、取り戻そうと
立ち上がった時。
自分の人生を取り戻そうと立ち上がる
時に、マジになろう。それ以外はマジに
なりすぎるのは、どうでしょうか。
以前の記事で、人生を変えるには
仕組みを利用しようという記事を
書きました。
職業訓練と言う、仕組みに乗る事で
個人の努力の成果を出しやすくする。
しかし、仕組みに乗るためにはマジに
ならないといけない。訓練校に入所する
には、筆記試験と面接がありました。
人生は、ここ一番の時マジで
戦わなければならない。そこの
見極めですね。
逆に言えば、日ごろマジにやり
続けて、ここ一番の時に力を発揮
できないのは、損です。
仕事は淡々と続けられるもので
なくては続きません。続けるための
努力が必要なら、黄信号です。
自分の人生をより良くすることに
対して「マジ」になろう。
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