最後に笑うのは、どんな人?
それに対する一つの答えが目に
止まりました。
「人を大切にしてきた人」
今回は、出会いの縁を大事にする事と
目先の勝ちに囚われるともっと大きな
勝ちに気づけない、という話をします。
かく言う僕も偉そうに言えませんが、
人生後半になってから、留意している
ことは
「恩を仇で返す」人と思われないこと。
いい歳になれば、自分一人の力で
成果を成しえたなんてことは
まず、ありません。
誰かが根回しをしてくれていた。
競合したのに、譲ってくれた。
要するに誰かが陰で動いてくれた
お陰で、成果を成すことができた。
いい歳して「お陰さまで」という
ワードが出ない人は、個人的には
近づかないようにしています。
根回しをしてくれた人の前で、
自分の成果ですよと、尊大な態度を
取るならどう思われるか。
かつての僕がそうだったのです。
まことに恥ずかしい振る舞いでした。
誰のお世話になっているか分からない。
謙虚に振る舞おう。そうすれば更なる
引き立てがあったります。
ちなみに、受けた恩は返せれば
それに越したことはありませんが
恩を回す方法もあります。過去記事
「恩は回していこう」をどうぞ。
個人的には、恩を回せるようになって
一人前ではないでしょうか。恩を回す
のは、よき縁を回す事に繋がる。
転職は縁です。縁があったからこそ
転職できた。ならば、よりよい縁を
つかめる自分でありたい。
他人を蹴落としたり、裏をかいて
ハメたり。美味しい想いをする
手段として行うと、どうなるか。
もちろん、そんな事をやってくる
相手に対して、防御しなければ
ならない時もあります。
権力闘争にムキになるあまり、
敵を作り過ぎてしまうのはリスキー。
どんな知恵を使うか、リードするのは
人間性です。結局、人間性を見られて
しまう。良き人柄は、財産です。
ここで留意したいのは、人を大切に
するとは言え、自分を大切にしない
人まで、誠実に対応する必要は無い。
恩を受けた人、お世話になった人に
謙虚に振る舞うのは当然ですが
マウントを取ってくる人まで、謙虚に
対応する事はない。できるだけ距離を
置くか、塩対応で凌ぎたい。
選択と集中といいますが、大切に
付き合う人選びも、そうなのです。
司馬遷「刺客列伝」に士は己を知る
ものの為に死す、とあります。
男子は自分の価値をわかって
待遇してくれる人のためには、
命をも投げ出す。というもの。
死に物狂いで働く、と言っても
いいでしょう。
最初に就職した警備会社の部長が
まさにそうでした。
地元にUターンし、仕事がなく
あえいでいる時に、緊急雇用対策
事業をきっかけに、就職した。
緊急雇用対策事業のアルバイトでは
僕を責任者に任命し、警備会社就職後
は、活躍の場に抜擢してくれました。
部長に出会わなければ、僕は警備
業界で、経験を積む事もできなかった。
皆さん誰しも、部長のような人との
縁が、あるはずなのです。
そんな人に対してこそ、仕事にコミット
して成果を挙げ、経験を積むチャンス。
ただ、これを蔑ろにする行為には
気を付けなければいけません。
それは、給料をもらっている体制側に
対して、批判をすること。
もちろん、上司や組織は完ぺきでは
ありませんから、批判をしたくなる
のも、無理はありません。
愚痴くらいならともかく、大っぴらに
批判するのは、仕事運を下げます。
仕事運を下げれば、縁がグレードダウン。
転職どころではありません。
ただブラック企業なら、速攻で脱出を
検討しましょう。
生産性のない、無軌道な批判は
お世話になった人に対しても、
恩を仇で返すようなもの。
愚痴るなら、仕事と関係のない
人間関係で行いましょう。
結局、最後に笑うのは
縁を大事にできた人。
大したことのない人間だと思っても、
背後に力のある、人と繋がっていたり
します。
人間関係における洞察力も、縁を
つかむ一因であったりするのです。
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