今回は、自分は労働者としてダメなんじゃ
ないか？と思う人へのメッセージになり
ます。
かく言う僕も、そんな時期があったのです。
東京で勤めたＩＴ企業を辞め、地元に
Ｕターンしてきた時。
上記企業は、大手電機メーカーの子会社で
福利厚生は親会社に準じて、申し分はあり
ませんでした。
しかし、そこにはイジメ体質の慣習があった
ようです。今さらながらそこに長く勤めた
デメリットを後悔するもの。
お前のミスで俺が尻拭いをする羽目になった。
腹を切るか？という先輩。ペーペーが一人
死んで何になる。
お前のミスでどれだけ会社に損害が及ぶのか
計り知れない、と言う上司。自己保身で
言っているだけ。
結局、口減らし同然で地方の半導体工場に
応援に行かされ、それが退職のトドメに
なりました。
カテゴリ「番外編〜僕が警備員をはじめた
理由」に詳細はどうぞ。
退職してきて、転職しようにも元居たＩＴ
企業はもう勤められません。
それ以前に、また同じ目に遭うのでは
ないか、労働者としてダメだという烙印
を押されるのではないか。
その不安が二の足を踏ませ、長期間無職で
いることに。
緊急雇用対策事業をきっかけに、警備業に
就くことができました。社会復帰の第一歩
でした。
そこで気づいたのは、前職において僕が
散々言われてきた、取り返しのつかない
事態はそうそうない。
むしろ警備、特に交通誘導警備の方が厳しい
のです。事故に繋がれば人命に係ります。
失敗すれば、最悪命を取られます。
これを経験して、これまで言われてきた
事は、いじめに等しいものだったのです。
そういう企業体質だったのでしょう。
確かにＩＴ企業に勤めるには、能力的に
劣っていたのは認めます。だからこそ
傷が浅いうちに転職すべきでした。
自分の人生に悪い刷り込みを行う環境は
断固として避けるべきです。それが最初の
勤め先ならその後の人生に負の影響が。
幸いにして僕は、希望であった施設警備で
一定の評価を得て、検定２級も取りました。
一つの仕事の失敗で、自分は労働者として
ダメだ、と思うのは早計です。
この経験があったから、警備業界に居場所
をなくしても新天地を求めることができた。
前回失業時との違いは、警備で培った経験値
を活かせたこと。ＩＴ企業を辞めた時は、
丸腰同然だったのです。
履歴書に書く資格も、警備に従事した時
もしくは、職業訓練に行っていた時に
取得したもの。
警備に就いた以降の人生が、自分に
とって生産的だったのです。
自分は下級労働者だから、警備しか
できないと思っていませんか？
確かに警備では、他の仕事はできない
だろうな、という隊員は見てきました。
ここに来ている皆さんは違うでしょう。
警備に限りませんが、自分は他の仕事
では勤まらないという刷り込みを行う
企業も、要注意なのです。
加えて、過去記事で紹介したように
活躍できるかどうかは運の要素も
あります。
警備業界内であっても、冷や飯を
食わされていると思うなら、自己
責任で納得行くまで転職すればいい。
それでも行き詰ったら、業界外に目を
向けて、同種異業の転職をすればいい
のではないのでしょうか。
資格取得に勤しんでもいいし、職業訓練を
活用してもいい。
僕が警備業時代学んだのは、やられても
タダではやられない、転んでもただでは
起きない、というもの。
受けた屈辱の元を取る、という考えでも
あります。どんなにdisられても捨てる神
あれば拾う神あり、なのです。
最後に労働者として生き続ける為に
大事な事は、心身の健康を大事にする
こと。
ボロボロになる前に退職する勇気や、
退職後のリカバリーを行う判断。
僕がUターン後長期間就職できなかった
のは、メンタルをやられていたから
でしょう。
ブラック企業の怖いところは、自己
肯定感を根こそぎ奪い、奴隷労働に
縛り付けることなのです。
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