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2019年11月29日

トライアル雇用

昨日の記事で緊急雇用対策事業について
紹介しましたが、似たような雇用形態に
トライアル雇用というのがあります。



最近ではあまり目にしなくなりましたが、
カテゴリ「施設警備3〜ブラック企業編」
のC社でトライアル雇用採用の同僚が。



彼曰く「3か月の契約社員みたいなもの」
だそうで、ハローワークの紹介で入った。



この制度は、特定の求職者を短期間の
試用期間を設けて雇用し、企業側と求職者
側が相互に適性を判断した後、両者が合意
すれば本採用が決まる制度です。



その同僚は、僕がC社を辞めた後
半年間ほど勤めて辞めていった模様。



一応正規雇用になったのでしょうが、C社
じゃなぁ・・・orz



この制度は文字通り「お試し雇用」です。
違う職種でも体験したい、いわゆるトライ
アウト。3か月が目安のようです。



緊急雇用対策事業と違って、警備関係で
トライアル雇用からの(正社員)就職は
あまりお勧めできません。



というのは、制度を悪用するケースが
あるからです。具体的には奨励金目当て
で、人件費抑制のために裏技よろしく
使われていたりします。



詳しくはトライアル雇用についての
Wikipedia
をどうぞ。



警備業界では、定年・リストラされた
高齢者の受け皿として、上記制度を
利用していた会社もあると観ています。



3か月単位で人が入れ替われば、会社の
利益になる訳ですから。上記制度を積極
的に利用する会社もいかがなものか。



求職者側にとっても、3か月の体験が
その後のキャリアに活かせたのか気に
なる所です。



履歴書にも3か月で退職したという事実
が残ります。その辺もハローワーク側が
どう指導しているのかも気になります。



緊急雇用対策事業にしろ、トライアル
雇用にしろ、「その後」を考えておく
必要があります。



失業給付が出る条件で最低1年雇用
ならともかく、それより短い期間の
雇用なら、退職後すぐに次の仕事を
見つけなければいけません。



行政によるサポートは上手に利用する
ものですが、知識を以て戦略的に動く
事が重要です。

wpX

【ミドルコーナー】
















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かつて10年ほど警備業界で従事してきましたが 限界を感じ、同業界を去りました。 今は港湾施設保安職員として、港湾管理業務に従事しています。
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