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2019年11月24日

旧態依然とした精神論

カテゴリ「施設警備2〜市役所迷走編」の
記事:駐輪場立哨の時の逸話。



市役所共用駐輪場に職員のバイクを
詰め込む為僕らは朝立哨します。



中には横着して来客用駐輪場に入れる
職員も。管財課係長が入れないように
しろと指示。



しかしそれを制するにはもう一人必要
です。できないと隊長に言ったところ
「体を張って」



バカか。



体を張れば2人に増えるのか。こんな
インパール作戦もどきの指揮をする組織
は先が知れています。



同じようなものに「死ぬ気でやれ」と
いうインパール文言があります。



心と体が繋がっている事を知らないから
こんな事が言える。うつ病は甘えと
言うのと変わらない次元です。



死ぬ気でやると、心か体どちらかが壊れ
ます。死ぬ気でやるより、死ぬ気でやらず
とも結果を出す仕組みを考えるのが生産的
ですよね。



こんな旧態依然とした精神論がまかり通る
から、日本はどんどん遅れを取っています。



ブラック企業でよく使われていそうな文言
ですが、もはや仕事ではなく宗教か?



上記カテゴリの頃は、ブラック企業が
まだ社会問題化していませんでした。
ゆえに、命がけでやれみたいな指示が
珍しくありませんでした。



「体を張れ」→人が足りません
「死ぬ気でやれ」→責任とれるの?



とツッコミたくなります。これが年収200万
で使う、従業員に対する扱いでした。



当時は仕事をこなし、生き残る事が第一
だったので見えてきませんでしたが、
なんともワーキングプアの哀愁漂う侘しさ。



仕事はお金ではない、やりがいだという
搾取にも使われていそうな手法ですね。



市役所警備は、僕らA社が撤退した後改善
され、共用駐輪場を職員用駐輪場とし、
許可制にしました。朝の立哨も不要に。



労務管理も月200時間程度に抑えられ、
潰れる隊員もいなくなったようです。



少し仕組みを変えれば、死ぬ気でやらず
とも回っていくのに、精神論で押し通す
事の罪深さを感じざるを得ません。

シックスコア

目の機能性表示食品「えんきん」




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かつて10年ほど警備業界で従事してきましたが 限界を感じ、同業界を去りました。 今は港湾施設保安職員として、港湾管理業務に従事しています。
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