A社が子会社を使った入札に負け、市役所から
撤退が決まり次業者への引継ぎ期間中の事。
次業者への移籍による市役所残留(引き抜き)
は認めないとA社社長。
それでY課長は隊員の行き先である受け皿を
指示しましたが、異動人事が破綻しており
カテゴリ「施設警備3〜ブラック企業編」の
冒頭に紹介した顛末となりました。
僕はA社を辞めてからも、次業者から市役所
警備に来てくれないか打診がありました。
しかし当時B社に勤めており、目先の待遇を
考えれば移籍は現実的ではなかったのです。
後にB社がブラック企業として牙をむき、
市役所警備に空きがあれば移籍する方法も
ありましたが、あいにく辞める隊員がおらず。
僕がもっと要領が良くて、タイミングにも
恵まれていれば、業者が変わろうとも市役所
警備員を続けていかたも知れません。
だけど警備業界内で要領よく立ち回っても、
それは業界内での話。僕は警備業界からの
脱出ビジョンがおぼろげにありました。
年金貰うまで警備業界でやっていくのも知恵
と要領が要ります。僕が求めていたのは警備
業界に埋もれる人生ではありませんでした。
市役所撤退から今の職場にありつくまで、8年
要しました。紆余曲折、寄り道の多い非効率な
生き様だったでしょう。
しかしながら僕は後悔していません。警備業界
で生き残ろうとする要領の良さは、自分の望む
生き方とマッチしていないからです。
個人的には地場中小警備会社の搾取の構図が
見えてしまいました。公明正大な管理を行って
いる警備会社もあると信じたいですが・・・
そんな中生き残っても何になるのか。他人を
姑息に力で抑え、少ないパイを奪い合う先に
待つのは明日は我が身といった結末でしょう。
上記の環境で息苦しい想いをしながら続けるより
時間はかかれど脱出し、別の仕事をした方が
人生幸せであるという価値観を貫いた訳です。
マクロミル
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