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2019年08月19日

もう警備には(後編)

いや、自分は警備が天職だ。辞めるのはあり
えない。とお考えの方もいらっしゃると
思います。



警備は安心・安全を提供し社会インフラをも
守る不可欠な職業です。する人がいなくなれば
日本が誇る治安の良さを維持できないでしょう。



警備業は人が足りません。もっと厳密に言えば
使える人材が足りません。



問題なのは、僕の見て来た地元中小警備会社は
上記の傾向がさらに激しく、使えそうな隊員は
徹底的に捕縛しようとしました。



そんな会社は労務管理も怪しく、やりがい搾取
も横行し、ブラック企業も少なくない。



出世という疑似餌を以てハメようとする幹部も。
もし、本当に出世できたとしても会社の不祥事
に巻き込まれ(2019‐2‐11記事)、警備業界から
実質追放になるケースもあります。



警備の仕事が好きでのめり込むのも悪くはあり
ません。かつては僕もそうでした。しかし
カテゴリ「施設警備3〜ブラック企業編」辺り
から、このままでいいのかと思い出しました。



警備業界が嫌になるような事を、これでもかと
波状攻撃よろしくされたのです。こういった
目にあってなければ、やりがい搾取に対する
麻酔から覚めなかったのでしょう。



現状のままでいいという人も、昨日記事の知人
のように年金を貰う年齢になって後悔しない
ようにして欲しいと願います。



警備に限った話ではありませんが、いつ会社が
牙をむくかわからないご時世です。



僕は警備が嫌だ、嫌だともがき続け職業訓練
に行きました。一旦は警備の仕事に就きましたが
1年で辞め、別の仕事をするようになりました。



それまでに味わった幾多の屈辱感が原動力でした。
耐えがたい屈辱が火事場のナントカを生み出した
訳です。



一兵卒のままなら、警備員として終わるのも悪く
ないでしょう。しかしリーダーとして従事した
隊員たちの嘆きを聞くと、別の選択肢はなかった
ものかと(余計なお世話ながら)思います。

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かつて10年ほど警備業界で従事してきましたが 限界を感じ、同業界を去りました。 今は港湾施設保安職員として、港湾管理業務に従事しています。
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