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2019年07月12日

リストラの受け皿(前編)

大企業が、45歳以上の従業員を大量に
リストラする事が、大きく報道されている
ようです。



彼らはどこに行くのでしょう?受け皿の一つ
として警備業がありました。



しかし、基本内勤で週40時間(残業はあるに
せよ)の環境から来るのは厳しい。



一般企業のデスクワークから、主に野外の
変則勤務に転換するのは相当きつい。



警備で圧倒的に足りないのは交通誘導警備、
あとイベント等雑踏警備でしょう。新しく
警備会社に入った中年のオジサン達もまず
ここが入口となります。



40代は業界ではまだ若手の部類なのですが
、長時間立哨する体力と機敏な動きが必要に
なってきます。



年齢的に膝や腰を悪くする可能性も高くなり、
それなりに稼ぐなら長時間勤務は業界の宿命
です。それも半端ない拘束時間。



単純作業の繰り返しや、我流を押し通し
社会人として浅ましい「先輩」が幅を
利かせていては直ぐに嫌になるでしょう。



けれども、職がないという現実。辞める時
に何らかのツテがあればもっと別の仕事に
あり着いたのでしょうが、そんな人は
少数派ですね。



僕のようにできるだけ短期間で、交通誘導
から施設警備に行ければ、前職の経験を
活かす場面もあるでしょう。



なので、年齢関係なく入社時に施設警備希望
という意思をはっきり示しましょう。最初は
交通誘導でも勤務態度が良ければチャンスが。



施設警備の現場を少なからず持っている会社
がベターです。



と、ここまで書いてきましたが、これからの
警備業界を見るに、リストラの受け皿としても
厳しくなっていくのでは。



日本、特に首都圏では多くの外国人労働者が
入ってきます。警備業も例外ではないでしょう。
安く使いたいのですから。



施設警備ではテクノロジーの進化(AIや顔認証
システム等)の普及に伴い、人が要らなくなる。



配置基準も厳しくなるので、警備に精通した
資格者が生き残っていくでしょう。



こうなると「警備員にでもなるか」という時代
ではなくなってきます。警備の仕事も知識や
スキルの蓄積で戦う事が必要になります。



入口は広そうに見える警備業界も、これから
段々と絞られていきそうです。

あなたの声を聞かせてください★i-Say
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かつて10年ほど警備業界で従事してきましたが 限界を感じ、同業界を去りました。 今は港湾施設保安職員として、港湾管理業務に従事しています。
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