カテゴリ「エピローグ〜さらば警備業界編」D社
の青果市場警備時代の話です。
2018‐10‐28の記事のベテラン隊員さんが語って
くれた事なのですが、彼が以前交通誘導警備に
従事していた時の事。
原付バイクで現場から会社に戻り、国道を通って
帰宅している途中だったそうです。深夜時間帯
になり、官庁街を抜けて少し走った所で・・・
車に追突され、吹っ飛ばされてしまいました。
幸いにして暫く入院して業務復帰できましたが
、当時の事を思い出そうとすると頭痛がして
詳細に思い出せないとの事。
ひき逃げ事故なので、証拠を集めれば犯人は
検挙できたはずです。警備会社には警察OB
がいるので、交通・鑑識課への手配もすぐ
できたでしょう。
しかし検挙されずにで終わったそうです。労災
など面倒な事にしたくない会社の思惑もあった
かもしれません。
表向きは会社然としながら、D社の実態を知り
警備業に見切りをつける後押しとなりました。
僕を青果市場に異動を命じた警察OBの部長は
「足(交通手段)がなければバイクを買え」
と言いました。
通勤手段にしろ二輪車を使う事はリスクを
伴います。交通誘導警備では必需品と言える
ものですが、工事現場の移動に伴いバイクで
ついて行くケースもあり。
知り合いに上記のような現場で事故に遭い、
後遺症が残りながら働く隊員さん・・・
D社で話してくれた隊員さんも、頭痛をおして
告白してくれたに違いありません。これが地元
警備業界の現実である、と。
ハイリスク・ローリターンな環境で働く警備員
さんは、経営側が上記の逆を行っているのでは
ないかと、疑ってしまいます。
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