普通であった人事(異動)を隊員に命じます。
これが現場隊員にとってはたまったものではない。
かつてD社に在籍していた指導教育責任者の隊員
も、この人事を嫌がっていました。
「1年先の収入がどうなるかも分からないよう
では安心して働けない」D社は施設による給料の
格差が地場警備会社の中では大きい方でした。
お前はもう警備しかできないんだろう、だったら
この待遇で文句言わず働け!と言わんばかり。
これでは検定資格持ちの隊員も辞めていきます。
悪く言えばA社のように隊員をゆでガエルにして
使うのが下手くそでした。
辞められたら新しい人を入れればよい、という
焼き畑農業的な人事なのでしょう。新たな物件が
取れ、人が足りなければ仲の良い警備会社から
隊員を融通(移籍)でまかなっているようです。
自分たちは1流という勘違い。旧来の企業命令権
(人事権)のみ1流であって、年功賃金・終身雇用
とセットになって始めて意味のあるもの。肩書きは
正社員でも日給月給制の契約社員と変わりません。
このような企業は警備に限らずまだ根強く残って
いると思います。特に地方はそうでしょう。
D社のこの在り方を知っているC社の常務であった
同僚は、D社もワンマンなので社長がいなくなれば
立ちいかなくなるだろう、と言っていました。
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