要約すると僕みたいな奴に資格を与えていいのか
という糾弾に近い声でした。
僕は警備に就く前は、東京の某大手電機メーカー
子会社でIT関係の仕事をしていました。
地元に帰ったものの、いろいろな事があり
暫く定職についていなかったのが履歴書から
見て取れ、突っ込まれていました。
それとも、当時ブラック人材であったかもしれない
僕が警備業界で活躍されては困る事もあるのでしょうか。
これが日本社会の闇となっている「すべり台社会」を
垣間見た想いと同時に、警備業界脱出の原点となった
のです。
上記については湯浅誠さんが著書「半貧困〜
すべり台社会からの脱出」で定義しています。
一旦足を踏み外すと、貧困まっしぐら。
二度と這い上がることができない日本社会の闇。
ブラック企業で命を落とすニュースは珍しくないの
ですが、死ぬくらいなら会社辞めればという声が
あります。
ドロップアウトは日本人にとって
死よりつらい側面があるに違いない。
たっぷりと屈辱を味わった僕は、警察署を後に
しました。この件は上司にも話しませんでした。
手続きの指示すらまともにできない上司に言っても
無駄だと思ったからです。
後日合格証が届きましたが、お前は資格を
保有するに値しない人間だと言われた手前、
この資格に何の価値があるのか考えるように・・・
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