以前僕は過去記事「発する言葉が自分
を創る」でマイナス言葉のデメリット
について紹介しました。
今回は、マイナスの言葉はすべて
悪なのか?について深堀りして
いきます。
ここではマイナスの言葉を「愚痴」と
「悪口(批判)」に分けて定義します。
愚痴と悪口の違いは何でしょうか?
主語が違うのです。
愚痴は主語が「自分」で
悪口は「他人(または組織)」
自分は、あの時はつらかったは愚痴。
あの人はうるさいは悪口。
誰かに頼ったり、弱さを出したりと
いった類の愚痴はこぼしていい。
愚痴が出る背景は、精神的立場が下で
マウントされていたりといった、職場の
人間関係や仕事のストレスが主な原因。
逆に悪口(批判)は、精神的立場が上で
自分がマウントを取っていることが多い。
以前、お世話になっている人や組織への
批判はNGと言いましたが、マイナスの
言葉の中でも、質が悪いもの。
中には、批判することがかっこいいと
思って吹聴する人もいたりします。
とんでもない勘違いですね。
悪口(批判)がなぜいけないのか?
仕事運が低下するから。
批判であっても、前向きな意見具申で
あれば、話は別でしょう。それならば
とっくに上司に具申していますよね。
狭いコミュニティの中でマウントを
取りたいから、批判する。警備隊でも
良くある光景です。
自分の言動に生産性がなければ、それ
相応のことが起きます。自分の評価が
下がるようなことが。
自分の吐いた言葉の責任は、自分が
取らなくてはいけないのです。
一人前の社会人なら、そうですよね。
それでは、愚痴ならだれにでも言って
いいものか。これには注意しなければ
なりません。
愚痴といっても、聞く側の解釈に
よっては、言葉が独り歩きする
リスクがあります。
よって、職場の同僚に対しての愚痴は
細心の注意が要ります。
非正規など、立場の弱い労働者だと
人を減らす話が出た時に
あの人はこんな事言ってましたよと、
生き残りたいがために同僚を「売る」
人もいるかもしれない。
少なくとも、言葉の揚げ足と取って
マウンティングする人には言っては
いけません。
逆にそんな人は、ここ一番の時に
「売られる」側なのでしょうね。
愚痴をこぼすなら、家族か職場と
繋がりのない知人にするのが無難な
ようです。
以前警備員時代に、休憩室(詰所)に
クライアント側が盗聴器を仕掛けている
噂を聞きました。
それを同僚に話すと、鼻であしらわれ
そんなはずはない、と一蹴。
しかし、その数か月後彼は解雇された
のです。盗聴器があったかどうかは
わかりません。
それくらいの警戒心を持って発言
すべきという教訓だったのです。
セキュリティを扱うなら。
悪口や批判は、その人がいない所で
発していても、なんとなく雰囲気で
分かったりします。
セキュリティ(警備)の仕事は他人の
生命や財産を守る仕事です。
それならば、まず自分の身を守れなく
ては厳しいのではないでしょうか。
社会人ならT(時間)P(立場)O(状況)
をわきまえて発言しましょう、という
結論になってしまいますが
ここではシンプルに、愚痴ならこぼして
いい、但しこぼす相手を選びましょうと
いうことです。
基本的に僕は、これまでの経験から
同僚は信用していません。損得勘定で
淡々と付き合っています。
職場に盗聴器が仕掛けられている前提で
発言するくらいの、慎重さはあっていい。
徒然草にも「物を言わぬは腹ふくるる
ものなり」と言われているように、
愚痴でも吐かないとストレスが溜まる。
ここで重要なのは、愚痴を聞いて
くれて、貴方の味方になってくれる
人との付き合いは、大事にしましょう。
愚痴を聞く方も、ストレスが溜まり
ますからね。相手の忍耐に依存して
いる状態でもあります。
人間、何らかのはけ口がないと歪んで
しまいます、愚痴も上手にこぼして
メンタルヘルスに留意しましょう。
※本記事の元となったvoicyのリンクです。
「愚痴と悪口の違いについて」
スキマ時間で楽しくポイントGET|マクロミル
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