(先に)酔っぱらった者の勝ちとは
どういったことなのでしょうか?
宴会などで、先に酔っ払い
へべれけになれば誰かが
介助してくれる。
職場では、面倒な事は全て責任者に
振り、前に出ない。向上心もなければ
責任感もない。
僕は、そんな職場で責任者をやっていた
事があります。
カテゴリ「施設警備3〜ブラック企業編」
B社の時です。
B社では、当務があるので3班に分けて
チームを組んでいました。
隊長は、日勤のみなので
夜間休日は、班長が責任者になります。
僕は隊長直属の班長でしたが、隊長から
パワハラの矢面に立つのは、班長でした。
平隊員のミスは班長の責任。それでいて
班長をぼろくそにこき下ろす平隊員。
ある当務の時、明け方突然強い暴風雨で
敷地内のカラーコーンが飛んだことが
ありました。翌日は日曜だったと思います。
それを見越してカラーコーンを退避する
のが危機管理です。それを怠った僕の
落ち度は認めます。
勤務時間が終了しても、カラーコーンを
捜していました。近くの川に流されては
いないか。
幸い日曜日の朝で、隊長は出勤しません。
知らん顔をして、さっさと帰る平隊員。
カラーコーンを紛失しました、なんて
言った日には、隊長からどう言われるか。
「始末書」「クビ」という恫喝に加え、
パワハラよろしく罵詈雑言ももれなく
ついてくるでしょう。
その上で隊長は、クライアント側に
対し、カラーコーン破損につき補充して
欲しい、と取りなしたに違いありません。
要領良く動いてやって、お前の
尻ぬぐいをしてやったぞ、と言わん
ばかりのマウントですね。
そんな恐怖感の中、カラーコーンは
全て見つかり、事なきを得ました。
退職にまた一歩近づきましたが。
そんな背景もあって、B社では
平隊員パラダイスでした。
ルーチンワークのみをやって、面倒な
事案は班長に振ればいい。班長への
文句だけは百人前。
僕はこんな環境で従事する事に、
当時は恨んだものですが、時間が
経つに従い、変わって行きました。
B社の黒歴史やブラックぶりが
インターネット掲示板で暴露され、
臨時入札が行われたのです。
事実上、クライアント側から
見放された途中解約に等しいもの
でした。
僕がB社を辞め2年後でした。
入札に負け、隊長含む隊員は全員解雇。
これまで積もり積もった
ものが噴き出たがごとし。
その後の話を聞いてみると、
楽をしていた平隊員たちの行先は、
ロクなものがありませんでした。
僕はB社を辞めた後、職業訓練に
行き、警備業界脱出に向け、暗中模索の
旅に出ていたところ。
これから得られる教訓は、ブラック企業
であっても、楽できるポジションがある。
変な話ですが。
但しそれは、誰かの犠牲の上で
成り立ってるもの。これを
忘れちゃいけない。
快適な環境だからといって、貪る
だけだと、いずれツケを払う羽目に
なる。
もし僕は当時平隊員だったら、転職に
向け、動画を使って勉強します。当務
時のパフォーマンス低下を考慮に入れて。
余談ながら、B社を辞めた隊員が数名
職業訓練に行っていたようです。
しかし、これといった成果も出せずに
修了したり、途中退所していたり。
履歴書の空白を作りたくない対策の
モラトリアムとして、職業訓練を使う
選択もありですが
せっかく訓練(勉強)に専念できる
環境に来たんだから、資格所得に
勤しむくらいして欲しいもの。
結論として先に酔っぱらえば、誰かが
介助してくれるけど、そんな人の好意や
責任感にただ乗りしちゃいけない。
いずれ、自分の人生でツケを払わされる
羽目になるからです。
この辺は、過去記事「ギバーとテイカー」
でも少し触れましたが、テイカーは
長期的に見て、上記のようになります。
恩を受けたら、何らかの形で返す。
恩を仇で返す人間になっちゃいけない。
もちろん自分の知らない所で誰かが
動いてくれて、お世話になっている
ケースもあります。
知らないならば、知ろうとすればいい。
このスタンスが、人生(特に後半)を
豊かにする鍵ではないでしょうか。
しじみエキスダブルのオルニチン
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image