今回は、他人の尻ぬぐいをするのは
嫌なものだけれど、将来に繋がると
いう話をします。
責任者とは、どういう立ち位置なのか。
他人の尻ぬぐいをする立場。
他人の失敗や、途中で投げ出した案件
を処理するのは、しんどいもの。
カテゴリ「施設警備3〜ブラック企業編」
のB社時代は、まさにそうでした。
立場にあぐらをかく隊長と、仕事を
せず、文句ばっかり言ってる平隊員。
その間に入る、中間管理職立ち位置が
班長(副隊長)であり、僕は辛酸を
舐める羽目に。
平隊員は仕事をしないのみならず、
トラブルを大きくして班長に振ってくる
こともありました。
誰でも他人のやった事の尻ぬぐいや、
後始末はやりたくないものです。
ただ、収穫もあったのです。
殿(しんがり)を務める甲斐性に
気づいた。
殿は、負け戦の撤退戦で敵の攻撃を
防ぎながら、味方を逃がす役割で
生還率は低くなります。
誰だって、命のリスクを冒して
殿を務めたくない。
しかし、これで出世した戦国武将が
います。豊臣秀吉です。
自ら殿を買って出た秀吉は、信長の
信頼を得て、天下人となりました。
他人の尻ぬぐいをさせられているかも
知れないあなたは、将来のリーダー
候補ではありませんか?
または、転職して活躍するための
肥やしになるかもしれません。
逆に言えば、他人に尻ぬぐいをさせ、
口だけはいっぱしの事を言っている
人は、大したことはない。
尻ぬぐいの経験値を積む効用は、
他人のピンチに、タイミング良く
フォローできることではないか。
辛酸を舐めてきたからこそ、他人の
窮地を感じ取る嗅覚が鋭くなり、
タイミングよくフォローができる。
野球で言えば、2アウト満塁の時に
ピンチヒッターで出てきて、ヒットを
打つようなもの。
当時は割に合わないと思った役割
でしたが、1歩2歩先どころか
4歩5歩先で報われた。
おまけに人情の機微までわかるように
なるものです。
無駄な経験などありません。理不尽な
事であっても、元を取るぞといった
気概が、人生の伏線を回収します。
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