今回はカテゴリ「暗中模索編」からの
エピソードを基に、資格試験の合格に
ついて、どうすればいいか語ります。
警備業界の転職に失敗し、一敗地に
塗れた僕は、職業訓練を志します。
警備業界からの脱出を期して、第一志望
だったのは、設備管理科。
当時僕は、設備管理の仕事を目指して
いました。
ところが、訓練校見学会で第二志望だった
電機科の教官から、4月入所は美味しい
という話を聞きます。
二種電気工事士の受験対策として、
カリキュラムが組まれている。
試験時期とシンクロしている。
ビルメン4点セットの中で、最重要と
言われる二種電気工事士。この取得を
第一と考えた僕は、電気科を志します。
運よく合格できましたが、二種電気工事士
は学科はともかく、実技試験があります。
授業中、課題に取り組んでみたものの
とても歯が立たない。僕は実技で落ちる
第一候補みたいなものです。
そこで昼休みや放課後、自主練習を
始めるのですが、その時に気づいたこと。
練習とは何のためにするものなのか。
プロ野球で名監督であった落合さんは、
練習はいい癖をつけるためにするもの
と語っていました。
確かに漫然と、練習のための練習では
成果は出ないでしょう。
僕が留意したのは、ここをしくじれば
不合格になるから、その要素を一つ一つ
潰していこう。
まず時間オーバーになっては、話に
なりません。この工程は何分、この
作業は何分、見直しは何分と割り振り。
レセプタクルの輪っか作りや、失敗
しやすい作業は、何度も練習しました。
不安な個所は教官を捕まえて聞きました。
電線の被覆を剥く、通称ガッチャンという
アイテムを知り、購入しました。
これで電工ナイフの作業より、時間短縮。
怪我をするリスクも排除できます。
訓練科で一番鈍くさかった僕が、合格して
自分より捌けるはずの若い人が数人落ちて
いました。
これから得られた教訓は、戦略的に不合格
になる要素を潰していく、というもの。
技能上の不利をどうやって克服するか。
本番まで課題2周して、出来が悪い課題を
+αでやろう、と計画を立てて行いました。
自分の技能レベルを知り、合格レベルに
なるには、どんな計画で行えばいいか。
上記ガッチャンの使用もそうです。
僕が幸運だったのは、技能的に劣っていた
ので、侮りがなかったこと。逆に戦略的に
取り組むことで、目標を達成できたのです。
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