皆さんの中には、警備現場で責任者を
している人もいるでしょう。
将来幹部を約束された人ならともかく、
他のする人がいないという理由で
なったならモヤモヤするもの。
今回は、割に合わないような責任者の
ポジションに就いてしまったら
どうするかがテーマです。
大抵は、検定資格を取り現場のリーダー
として「抜擢」されるケースが多い。
気持ちばかりの手当と引き換えに、責任
は爆上がりします。現場次第でまちまち
ですが。
個人オーナー中小警備会社だと
オーナー社長の威を借りて、部下を
抑える事も可能です。
施設警備なら、シフトを自分の都合良く
組み、刃向かうようなうるさい隊員は、
異動工作をする事もできる。
こういった、既得権益をゲットできた
責任者は、能力はともかく居座ります。
既得権益が美味しいから。
美味しい想いができる責任者は、いかに
権力を掌握できるかがポイント。
カテゴリ「施設警備3〜ブラック企業編」
のB社では、まさにそうでした。
前隊長への排除工作が成功し、平隊員から
隊長に昇格した新隊長は、所長と徒党を組み
職場を支配し始めました。
所長と隊長は以前、ビル管理会社時代で
同僚であり、昔からタッグを組んでいた。
クライアント側への連携も綿密で、前隊長
の排除工作にも大きく関与していました。
要は部下を支配する力を掌握していた。
上記の人事には疑問を呈する隊員も複数
いましたが、その舞台裏を口外する事は
所長の恫喝によって禁じられました。
そんな経緯で、隊長直下の責任者になって
しまった僕。班長と言う名の名誉職でした。
手当は月5千円付きましたが、副隊長時代
は月2万円。やる事と責任はは変わらない
のに、便宜上の名称が違うだけでこの差。
ちなみに、隊長はシフトに入らず
平日日勤のみで、月5万円の手当が
ついていました。
この職場が怖いのは、新たに班長を目指す
隊員が皆無であったこと。
責任者になった者は、クビか降格かという
組織です。誰が前に出るもんか。
隊長は「上司は部下から嫌われるのが
仕事」と良く言っていました。
それは人事権という、生殺与奪権を持って
いるから嫌われてもやっていけるのであり
丸腰の名誉職に形だけ言われても、は?
としかならないのです。
こうして追い詰められた僕は、2年勤めて
退職します。所長や隊長は驚いていた
ようでした。
もっと言えば、支配に失敗したという
悔しさの方が大きかったのではないか。
その後、入札に負けて全員解雇。
当時の僕は、誰にも相談できず
悶々と悩んでいました。
僕が当時の僕に言いたいのは
「さっさと辞めて職業訓練に行け」
何かの目的があって、名誉職を続ける
なら話は別です。幹部への道があるとか。
(ブラック企業にあるわけない)
人事権もなく、既得権益にあぐらをかき
部下イジメを行う上司に仕える責任者なら
続ける意義がありません。
結論として、負う責任に対して手当と権限
が合っていない責任者は受けるべきでは
ありません。
もし貴方がその立場で仕事をしていて
辛いようなら、上記のように職業訓練で
一旦リセットをかける方法もあります。
詳しくはカテゴリ「警備員を辞めたい人へ」
を参照願います。
で、ただで辛い想いをすることもない。
しっかり元をとりましょう。
具体的には、警備員からの転職に活かす。
職務経歴書にも、責任者に就いた経験を
明記しましょう。
どんな仕事でも、部下をマネジメントして
結果を出すのは大変な事なのです。
ましてや名誉職など、割に合わない仕事は
理不尽な葛藤を経験したことが肥やしに
なります。
ここが既得権益の上にあぐらをかいて
美味しい想いをしている
責任者との一番の差なのです。
理不尽な想いは、次につながる。
決して無駄じゃない。活かす道も
あるのです。
そしていつの間にか、美味しい想いを
していた連中が「いいなぁ」と思うような
環境に身を置くことも可能なのです。
【国内最速No.1】高性能レンタルサーバーConoHa WING
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image