今回は組織運営のあり方を見て、
運気の流れを見ましょう、という
話です。
過去記事「辞めていく人の多い職場」
を参考まで。
上記記事では、負の感情が組織を衰退
させる。
それではプラスの感情を発生させる
(福利厚生など)は効果的かと言えば、
必ずしもそうではない。
負の感情の発生を最低限に抑え、かつ
人材が循環していく組織が健全である。
といった趣旨でした。
とはいえ、不平不満が渦巻いていても
組織の衰退の指標は見えにくいもの。
それをいち早く知ることができれば、
転職にしても、予めで手の打ちようが
あるというもの。
それでは、組織衰退のバロメーターとは
なんでしょうか。
僕が見てきた衰退のバロメーターの
一つは、職場の親睦会が消滅する。
または機能不全になる。
職場の親睦会は通常、属する従業員から
会費を集め、歓送迎会などの経費に充てる
ものです。
異動や退職で去っていく人への餞別、
加えて慶弔費に充てる職場もあるでしょう。
いわゆる互助会的な組織ですが、それが
上手く機能しなくなる。
従業員同士の親睦が必要なくなったから。
それだけ人間関係がギスギスしてきた。
仕事は仲良しこよしでするものではないが、
お互い険悪になって、不毛な潰し合いでする
ものでもないでしょう。
カテゴリ「施設警備3〜ブラック企業編」の
B社では、親睦会会費の窃盗事案がありました。
原因者は想像が付きましたが判明せず。
原因者を突き止め、綱紀粛正を行わなかった
B社警備隊は、崩壊へ向かいます。同警備隊
の人間関係、推して知るべしですね。
最後に親睦会が解散する事が、組織の衰退を
象徴していると言いましたが、原因として
従業員の負の感情が根底にある場合です。
会費の運用方法など、これまで積もり
積もった不平不満が噴き出す形での解散や、
機能不全は組織衰退の象徴です。
逆に発展的解散なら、この限りでは
ありません。時代の流れで飲み会と
いっても、若い人は来たがらない。
飲むなら気の合う仲間と、と考える人が
増えれば、皆から会費を集める必要もない
訳です。
従業員の不平不満やクレームで、
にっちもさっちも行かなくなって
解散ではなく
旧態依然としたしきたりを変えよう、など
前向きな意見が主流なら、必ずしも衰退とは
言えないのです。
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