今回は、警備に限った事ではありません
が、小さくても組織の責任者をしている
またはこれからする人へのメッセージ。
警備の責任者と言えば、わずかな手当で
部下の尻ぬぐいをしたりする損な役目。
一方、既得権益を乱用してローカルルール
を作り、抵抗勢力を抑え職場を快適にする
人もいます。
今回は、前者にフォーカスを合わせます。
一見、損な役割です。
但し、それを経験すると長い目で見て
メリットもあることをお伝えしたい。
皆さんは社会人になった時、自分の
発言には責任を持てと言われません
でしたか?
いい歳になって、それができない人も
少なくないのです。僕も偉そうに言えた
口ではありませんが。
批判をしっ放し、現場で正義の雄叫びを
挙げるのがかっこいい。
しかし、責任を取れと言われれば態度が
豹変。たちまちトーンダウン。
批判にはリスク(責任)を伴うことが
分かっていない。
責任者をするメリットは、上記のリスクに
気づく事なのです。
生産性のない批判ばかりして、責任を
取らない社会人が、評価されるの
でしょうか。
警備でも要領のいい隊員は、面倒な事を
責任者に押し付け、陰で主導得を握った
ります。いわゆる裏隊長です。
批判はしたい、他人は抑えたい。
だけれども責任は取りたくない。
そんな虫のいい話はあるのでしょうか。
僕は責任者をやってきて、そんな人
たちの行く末はどうなるか、この歳に
なって見えてきました。
結論を言えば、責任者であろうと
なかろうと、自分の発言や行動の責任は
自分で取らなくてはならない。
それはどういう事かと言えば、ざっくり
言えば不運という形で返ってくる。
憎まれっ子世に憚るというケースも
ありますが
この人は、この言動相応の人生になった。
歳を取るほどそんな評価になります。
だからこそ、責任者の立場に就くのは
責任の意味を知り、過ちは速やかに認め
一定の始末やけじめをつけるということ。
責任者になっても、それを理解せず
やりたい放題の人もいます。その未来は
推して知るべし、ですね。
皆さんにはそんな人生を送って欲しく
ないと、余計なお世話ながら言ってしまい
ました。
小さな組織でも責任者になれば、部下の
尻ぬぐいをしたり、苦情の矢面に立ったり
、一見割に合わないことも多い。
それならば、美味しい立場をキープして
安全なところから、批判する方が得では
ないか、と思いがちです。
ところが、長い目で見れば大きな負債を
抱えてしまうことになります。
責任者でなくても、自分の立場を理解した
相応の振る舞いができれば負債は抱えない
でしょう。自分の言動の責任を取れるのか。
最後に、責任者に就くことを要請され
悩んでいる人へ。
迷った時は、しんどい方を選べと言った
先人の教えがあります。
それ自体は間違ってはいないと思いますが、
現代ではある概念を加える必要ありと観ます。
それは行き詰った時の対処、すなわち
出口戦略が必要です。
厳しい叱責で詰められたら辞める。
これだけの成果が出なかったら辞める。
疲労感が抜けなくなったら辞める。
上司も含め、組織がコントロール不能に
なったら辞める。組織の方針が自分の
成長に結びつかなかったら辞める。
そんな辞める時の基準を、自分で決めて
おく。
基準は、マイナスのものとばかりでは
ありません。職場を卒業という形で
去っていくこともあるでしょう。
いずれにせよ、辞める時の基準を決め
ておけば、深刻に消耗する事もないと
思います。
警備ならカテゴリ「警備員を辞めたい
人へ」が参考になるでしょう。
そもそも迷ったら、しんどい方を選べ
というのは、失敗してもリカバリーの効く
世の中や自分の状況でこそ言えること。
そうでないなら、出口戦略を決めて
リスクヘッジしないと、潰され損
です。それも自己責任という形で。
現代はブラック企業が跋扈(ばっこ)
する、一寸先は闇のロシアンルーレット
社会なのです。
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