今回は、警備に限らず転職先の職場で
困った人にならないように、という戒め
でもあります。
それは、タイトルにあるように
無駄なことを丁寧なことと勘違い
する。
無駄な業務を遂行することが、丁寧で
評価も上がる、といった思い込みです。
そうなると、余計な仕事が増えて周囲を
巻き込むことになる。問題が発覚して
上司が気づく、というパターンでしょう。
そんな事をするくらいなら、誰にでも
できる仕事(電話を取るなど)を率先
してやる方が、評価は上がります。
警備でもそうですが、第一職場で周囲を
抑えるために、一見正論をぶっている
人はいませんか?
一見正しいようでも、実は生産性がない
ことがほとんどです。現場で吠えて終わり。
なぜそう言えるのか。それは上司や組織が
動かないから。
生産性のある問題なら、上司に意見具申を
して、組織の問題として扱われる。当然
問題提起した人の評価も上がります。
無駄かどうか生産性があるかどうかは、
上が動くかで決まります。
それを理解せず、持論をぶつことばかり
躍起になる人の評価は、どうなるか?
一番下っ端がそうならまだしも、上司が
そうだと被害大です。
警備時代、仕事のための仕事を増やす
上司(隊長)がいました。
隊長直属の部下であった僕は、それを
遂行する事に意義がある、と従って
いましたが徐々に息苦しくなり。
結局辞めてしまいましたが、無駄な
業務を一生懸命やっていた、という
訳なのです。
無駄なことを丁寧なことと思い込み、
周囲を振り回す人の特徴は
@業務の内容を理解していない
A手段をはき違えている
@は何の指標が評価の対象となるか、
を理解していない。自分の思い込み
で暴走する。
これが若手なら注意してくれる人も
いるでしょうが、いい歳したいっぱし
の大人に、注意する人はいません。
むしろ「地獄に堕ちろ」とさえ思われて
いるでしょう。そんな人ほど居座った
りするものですが・・・
Aは警備で散見される光景です。手段が
目的を正当化する。
彼らは、業務改善は建前であって
抵抗勢力を抑えればいいのです。
要は、主導権を握りたい。
しかしながら、責任と言うワードに
彼らは敏感です。責任を取れるのか
という場面では、腰が引けます。
他人を抑えたい、だけど責任は取り
たくない。これを卒業した人が警備
からの転職で上手くいく。
もちろん、社会人として真っ当な
隊員や責任者も警備にいます。
模範となる人たちです。
1号(施設)指導教育責任者の知人で、
複数の施設警備現場を立ち上げてきた
ベテランがいます。
彼曰く「仕事を減らすのも責任者の
仕事」
施設警備は、時間と共に仕事が増えて
いく。クライアントも警備を知らない
ケースが多い。
そこで、業務内容を吟味した上で協議
して、やるべき業務を絞り込む必要が
ある、という意味です。
要するに、無駄な業務を減らす。
指導教育責任者としての知識を根拠に
警備上やるべき業務を絞り込む。
警備仕様書に該当しない業務なので、
やりません、と交渉する。警備業法にも
精通していなければなりません。
但しグレーゾーンの業務もあります。
商業施設のカート集めがそうです。
営業の交渉範囲かもしれませんね。
このように、業務を足し算ではなく
引き算で計算できる人が優秀と見ます。
クライアント側に忖度して、本来やるべき
でない業務も受けてしまうケースも少なく
ありません。
それは知識を楯として、交渉する力が
ないから。上司や営業が選べない悲劇
でもあります。
これからは、業務を引き算で計算できる
人が重宝される。僕もそれを目指します。
警備からの転職で、評価されようと焦り
無駄な事を丁寧な事と勘違いする、
過ちを起こさないとも限りません。
評価の指標をいち早く理解して、
組織の不文律からはみ出さない方が
生産的です。
自分は活躍していると勘違いして、気が
付いたら孤立していた。そんな転職失敗の
パターンにはまらないようにしましょう。
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