僕が警備員を辞めた理由

警備員が飛ぶとはどういうこと？
これは業界用語に近いものです。



飛ぶとは、突然仕事に来なくなって
退職してしまう。酷いケースでは
音信不通になってしまう事もあります。



こうなると困るのは使う側。



制服を返却してもらう事や、残りの
給与支払い、離職票や社会保険の手続き
など、急に迫られることになります。



神奈川県横浜市に拠点を置く
株式会社イージスさんは、上記を
懸念して、ある方針を出しています。



SNSで代表者自ら語る方針とは、
給与の日払いをしないこと。



この業界、日払いを希望する人が多い。
しかし、そんな人はお金が貯まらない。



当面のお金が必要という事で、日払いで
払っても、そのままずーっとお金が
貯まらない。毎日毎日使っちゃう。



その人の為にもならないので、日払い
はやっていないということ。



日払いで釣って人を集める方法もある
けれど、長く続かなかったり、すぐ
辞めちゃったり。



結局飛んじゃったりする人が多い。
という主旨の動画発信でした。



僕の地元では、日払いは記憶にあり
ませんが、週払いの警備会社はあり
ました。



僕も見てきましたが、警備員が飛んで
しまうのは、本人に原因がある場合も
あるけれど、仕組みの問題じゃないか。



雇われる側の事情を考慮して、日払いを
辞める方針を打ち出したのは、警備員が
飛ぶことの損害を重く見たから。



飛んでしまう警備員は、仕事に身が入って
いないでしょう。事故を起こすリスクも
あります。



そうなると結局、被害は会社側に及びます。
お互いＷＩＮ−ＷＩＮになれないですね。



これからは上記のような会社の方針を、
はっきり発信する会社が差別化できて
いけると思います。



地元ではホームページさえない警備会社
もありますから、情報発信は大事です。



警備業界は人材の流動性が高く、出戻り
も少なくありません。



その中でも、飛ぶといった変な辞め方が
少ない会社ほど、危機管理ができている
会社といえるでしょう。