過去記事「美しい警備」をSNSにUP
したところ、反響があったので紹介
します。
それと同時に、労働者として幸せを
追及するにはどうすればいいか、
これについても探ります。
上記記事を読まれた方からのレス。
労務管理、教育、躾の重要性は仰る
通りかと思います。
足りてないものがあります。
それは個人の「誇り」と「自信」
そして「報酬」です。
虚栄心からくるものではなく、
内から溢れ出るものを指します。
コレがあるものは自信に満ちた
余裕のある表情をします。
それと共に大切なのは
「見合った報酬」です。
不平不満が出るような報酬では、
柱となるべき人材の流出は止められず
正直現実的に警備員の報酬は合って
いないと思われます。
ビルメンテ系警備会社が増える中、
契約料金の底上げは厳しい。
大変かと思いますが、賃上げ交渉を
できるよう頑張って欲しい。
その経験値を積んだ者への報酬が改善
されない限り、業界の人材流出は止まる
ことなく、安全は疎かにされていく。
事故は防いで当たり前なので価値が分かり
づらく、このままの状態が続くならば
韓国の雑踏事故はこう防ぐ的な
ノウハウも消えてしまう。
以上レスの内容でした。大変参考に
なるものでした。
まず最初に、誇りと自信がなければ
いい仕事はできない。
その源泉となるものは(職責に)
見合った報酬である。
僕もかつて従事していましたが、官公庁の
警備は、守衛業務を委託したケースが多い。
守衛さんたちは、定年後再任用か嘱託の
非正規がほとんど。昔(10年以上前)は
正規職員が行っていた現場もあり。
非正規の仕事を業者委託するのだから、
報酬は低くて当然、大した仕事じゃない。
これが使う側の考えでしょう。
しかし、対外的に官公庁の顔としての
立ち振る舞いが求められます。職責は
職員がするのと変わりません。
加えて、非正規とは言え直雇用と外部
委託とでは、拠って立つところが違う。
同じトラブルを起こしても、職員と
業者では、叩かれ方が違います。
最悪、警備会社を変えられるかも
知れない。クライアント側に隊員の
交代を命じられる可能性もある。
要するに、同じ仕事をしているよう
でも、立場の違いによる労働の強度が
違ってくるわけです。
警備員にとって、社会的ステータスの
上昇ばかり議論されるけど、職責への
理解とノウハウの蓄積が急務だ。
これはとある警備会社を経営する人の
コメントです。
当時の僕らが頑張ったのは、職責に
見合った報酬だからではなく、単に
仕事を失いたくなかったから。
その辺は過去記事「年収200万の似非
公務員」が参考になります。
僕は従事した市幹部からも認められる
ようになりましたが、このままで
いいのか、という想いが渦巻くように。
かつて、正規職員が行っていた頃の
報酬であれば、そんな迷いは出るはず
がありません。
誇りや自信は称賛だけでは得られない。
報酬で報いなければならないのです。
「衣食足りて礼節を知る」
「恒産なくば恒心なし」
と言われるように、安定した生活
基盤があってこそ、社会人としての
全うな振る舞いができるのです。
これがきっかけになって、僕は警備
業界を脱することを考え始めました。
当時警備を天職とすら思っていた僕に
とって、この決断は侘しいものでした。
とは言え、仕事は自分が幸せになる
為にするものではないでしょうか。
労働者としての幸せを追求する。
同じような仕事で、もっと報酬相場の
いい業界への転職を考え始めたのです。
同種異業ですね。
参考までに過去記事「空港の仕事」を
どうぞ。
報酬は、業界の相場で決まります。
どんなに頑張って結果を出しても、
業界の相場は超えられない。
最後に挑発的な言い方になりますが、
警備業界から、有為な人材がどんどん
流出して行き
人手不足で、業界自体が成り立たなく
なるくらいの危機になれば、変わらざる
を得なくなるのでは。極論ですが。
使う側は、リーダーを任せたくなる人材
ほど、手放したくないからかあの手この手
を使って捕縛しようとします。
貴方が、使う側から期待されるような
人材であるならば
自己責任ですが、労働者として
さらなる幸せを求め、新天地を探す
生き方もあるのではないでしょうか。
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