以前僕は、警備員からの転職で
リーダー経験は武器になると
言いました。
今回は、リーダーシップをアップ
デートする事で、転職先でより良い
仕事をすることができるという話です。
まず、リーダーシップは統率力と
マネジメント力の2つにより構成
されます。
メンバーを1つの方向に引っ張って
行く。これが統率力。
僕が個人的に見る限り、警備のリーダー
は、統率力に偏りマネジメントが弱いの
ではないか。
もちろん、どの警備隊にいるお荷物隊員
の尻ぬぐいをしなくてはいけません。
人命に係る事は、厳しい指導も必要。
こういった統率力偏重のリーダーシップ
であっても、警備隊では重宝されます。
転職のチャンスも拡大するでしょう。
但し、転職に成功して新しい環境で成果
を出すには、これでいいのでしょうか。
警備でのリーダーシップを買われて採用
されたのであれば、なおさらです。
ここで、マネジメント力が問われます。
マネジメントの重要性について、以下の
エピソードを紹介します。
失念しましたが、あるブログで元支店長
さんの記事がありました。営業職です。
彼は目標を達成するために、奮闘努力
し、部下には厳しい指導を行いました。
その甲斐あってか、目標を達成。
査定で給料UPを期待していました。
しかしながら、上司は彼に「STAY」
(現状維持)を言い渡します。
不服な彼が上司に問いただすと、上司は
こう答えました。
確かに目標は達成した。しかし部下たち
が、疲れ切っている。
このままでは、収益を上げ続けるのは
困難という見方であったのでしょう。
一方、彼の直属の部下(副支店長か)は
部下の悩みを聞き、相談に乗っていたり
したのです。
その功績を認められたのか、副支店長は
後に別支店の支店長へと出世したそうです。
この例から、何を学ぶかですね。
警備隊をまとめ上げ、トラブルのない
ように運営し結果を出していても、
部下を犠牲にしていないか。
責任者になり、付随する既得権益に
あぐらをかき、人心掌握を怠っては
いないか。
正論であれば、とことん相手を詰めても
いい。どんなに強く主張してもいい。
相手の気持ちを考える事が抜けてないか。
警備時代、マウントの取り合いに
明け暮れていれば、こうなるのも
無理もありません。
たがしかし、上記の課題をクリア
しないまま転職に成功しても、
転職先で馬脚を現す可能性も。
転職をビジネスと捉えると、相手を力で
言い負かすのは悪手です。禍根が残り
いずれ反撃されます。
ましてや、社会人としてより高い環境に
転職するのです。これまでのやり方は
通用しないと思った方がいい。
最悪、数年で警備業界に舞い戻る羽目に
なる恐れがあります。
そうならないためにはどうすればいいか。
警備でリーダーをしていた人は、転職先
でも、行く行くはリーダーを期待される
でしょう。実際になるかは別として。
それを見据えて、転職前からマネジメント
について留意する。リーダーシップは
統率力だけじゃない、という事に気づく。
社会人として痛い言動は言うに及ばず、
無軌道な批判をしていないか。
前職で敵が多かった人は、次の職場でも
同じ轍を踏む傾向にあるようです。
マネジメント力チェックで分かりやすい
には、他社の人間の評価です。
施設警備なら、クライアント側や設備
管理・清掃といった社外の人間の評価。
社会人として警備隊より立派な人である
ならば、客観性もあり申し分ない。
「こんな部下を持ってよくやってるよ」
という評価も悪くありません。部下は
のうのうとしていたりしますよね。
できない部下には、片目をつぶり
指導はそこそこにカバーしてあげる。
感情のまにまに、相手を攻撃するのは
自分の評価まで下がってしまいます。
正論だからといって、自己主張ばかり
躍起になる人は、どんな職場であれ
そっと梯子を外されるものなのです。
簡単ホームページ作成ペライチ
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