今回は、ピンチとはどういうものか
対処するにはどうすればいいかについて
語ります。
そもそも本当のピンチとはどういうもの
でしょうか。みなさんもいろいろなピンチ
を経験しているはずです。
それは。ピンチをピンチと気づかない事。
見逃している間に、静かに火が燃え広がる
ように。
または、しんしんと降る雪が積もって
身動きできなくなるように。
まだ大丈夫だ、と思っているうちに
事態が深刻になっている。
上記のピンチは、目に見えなくても
何らかの兆しはあるものです。それを
アンテナ高くしてキャッチする。
例えば警備なら、厳しいクライアントが
今度同じミスをしたら、警備会社を
変えると言えば、皆必死になります。
または入札はいつあるか分かり切っている
ので(臨時入札を除く)、対処のしようが
あるのです。これらは目に見える危機。
一方、急な異動(配置転換)が
あります。多くは不本意なものですが、
目に見えない危機を見逃した可能性が。
これについて、以前勤めた警備会社の
駐車場警備で、ある隊員が別の現場へ
異動を命じられました。
その隊員は、年上の先輩隊員を顎で使って
いた。その不遜な態度を清掃の女性に
見抜かれ会社に通報が行っていたそうです。
突然の異動のようでも、それなりの理由が
ある。この場合、アンテナというよりは
自分の行為の不遜さが見えていなかった。
ピンチは自分のことが見えていなかったり、
敵を作り過ぎても拡大します。
警備隊内の権力闘争に明け暮れ、足元を
すくわれないように。
クライアント側のみならず、社内外の人間と
良好な関係を築くのも、危機管理。
クライアント側が楯になって、庇ってくれる
こともあるのです。
見えないピンチを排していくには、まず
@アンテナを高くしておく
A周囲と良好な関係を築いておく
それ以前に、自分が痛い社会人ではない
という前提があります。警備では社会人と
して痛い人をかなりの確率で見ます。
そうして警備で培ったスキルが活きます。
このままいけばどうなるか。警備とは
危機管理のビジネスです。
ところでヒヤリハットは皆さんも、
聞いたことがあるはずです。
1件の重大事故の裏には、30件のヒヤリが
あり、300件のハッとする事案がある。
過去の事例や経験から、未来の危機を
予測する。これは個人レベルでも大事。
もう一つ、見えない危機をあぶりだすという
か、大難を小難にする技があります。
それは、物事が小さいうちに大騒ぎする。
例えば、タバコの火がくすぶっている。
火事になるぞと騒いで、消火を行う。
あくまで例えですが。
要するに、このまま放置すれば
大事になるぞ、と警鐘を鳴らす。
または自分の気づいた危機を、他人に
言って、共有するというのもあります。
共有すると、危機は薄まるようです。
逆に、個人で持っていれば大きくなる。
備えあれば憂いなし、と言いますが
仕事に忠実に使えながら、チャンス
を待つ方法もあります。
それは、他人の失策を逆利用して
のし上がる。悪く言えば他人の
危機管理の失敗に乗じる。
例えば、施設警備でトラブルを起こし
交代を告げられようとしている隊員が
いたとします。
そのことは自分が知る由はなくても
日頃からの勤務態度に留意し、かつ
施設警備を希望しておく。
上に書いたように、突然の異動それも
不本意なものは、その隊員の社会人として
足りない所があだになったわけです。
僕が個人的に思うに、警備では突出した
存在よりも、無難な存在でいる方が
得をするように見えます。
無難な存在とは何か。トラブルがない事。
逆に目立つ隊員は、いい所も悪い所も
目立ちます。
特に気をつけたいのが、他人への批判。
人間関係で角を立て、トラブルになりそう
と使う側に思われれば、仕事運が下がる。
自分の発した言葉が、どれだけ波紋を呼ぶ
のか、といった想像力を使い言葉を選ぶのも
危機管理の一環です。
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