皆さんは関わる人の本性を知りたい
と思いませんか。
SNSで、ある気づきがあったので
紹介します。転職の際にも使え
そうです。
結論を言えば「人の本性は去り際に出る」
どんなにいい人に見えたり、優しそうな
顔をしていても、去り際にその人の本性が
出てしまうもの。
利害関係が無くなった途端、急に
冷たくなったりすると残念な人という
印象しか残りません。
出会いは演出できても別れ際は
その人の本性が垣間見えるものです。
というものでした。
これについて、僕はしくじったな
という経験があります。
カテゴリ「施設警備3〜ブラック企業編」
のB社を辞める時の事。
辞める直接の原因は、ぶっちゃけ隊長の
パワハラです。
僕は最後の挨拶で、皆の前で毒を吐いて
しまったのです。
隊長曰く「(班長として)一番仕事を
してくれた」と言ってくれました。
それに対して僕は「責任者になった人は
クビか、降ろされるか・・・」と舌鋒
鋭くカウンター。
事実であったにせよ、隊長をはじめ
周囲は凍り付いたでしょう。
社会人として、口には出してはいけない
文言でありました。
そんな事を言わなくても、因果応報
よろしくB社警備隊は崩壊するのです。
僕が去って2年後でした。
回想するに、最後に毒を吐くのではなく
こう言うべきだったでしょう。
「いろいろあったけれど、無事に業務を
終える事ができた。班長職の職責を引き
継いでくれるのを期待します」
毒舌ではありませんが、プレッシャーを
残すのです。
当時、B社警備隊は隊長と平隊員の間に
入る、班長すなわち中間管理職になる
人がいませんでした。
というのも、僕が毒を吐いたように
中間管理職はクビか、降ろされるか。
平隊員の尻ぬぐいでそうなる事も、
ありえるのです。それゆえ平隊員は
誰も班長になりたがえらない。
そんなポストに足る隊員を育成する
義務があるのが隊長です。指導教育
責任者なのですから。
すなわち、隊長にとっても平隊員に
とってもプレッシャーをかける。
そもそもこの時点で、職場としては
詰んでいたのです。そんな職場に
しがみつく理由もありません。
僕が去った後、班長職は輪番制に
なったと聞きました。要するに
誰もなりたがらない。
この背景であれば、あえて毒を吐く
必要もなかった。僕の仕事運が
低下するデメリットだけでした。
一方毒を吐いてNGなのは、使う側も
同じです。
辞めていく部下に「お前はどこに
行っても勤まらない」と言う。
一番有名な捨てゼリフ。
辞める側も辞められる側もそれぞれ
言い分があるでしょう。
退職に至るのは、忍耐が限界を超えた
訳で、筆舌に尽くしがたい想いもある。
上記のような文言が出てくる根底には、
とことん追い詰められて暴発した、と
いう事情があります。
この余裕のなさが、禍根が残るような
文言を言わせているのです。
お互い、こいつはダメだから金輪際
縁を切る、というスタンスではなく
縁があったらまた戻ってくる可能性
もある、くらいに収めたいもの。
建前や社交辞令であっても、です。
いつの間にか、丸く収めるという
事を忘れてしまった日本人。新自由
主義の弊害なのか。
去り際に人間関係のしこりを残す
言動は、その後の仕事運も低下
させるものです。
僕がブラック企業B社を蹴っ飛ばして
転職したC社も、B社に負けず劣らず
ブラックでした。
教訓として言えるのは、毒を吐くほど
とことん追い詰められる前に、余力を
残して去りましょう。
ブラック企業ほど、頑張ってしまう
もの。頑張らざるを得ないもの。
ストレスや疲弊は、人格をも変えて
しまいます。
理不尽極まる世の中で、せめて自分が
歪んでしまわないようにするには、
とことん追い詰められる前に手を打つ。
変だな、と違和感を感じた時点で
すでに黄信号なのです。
冒頭に本性と言いましたが、環境に
よる影響もないとは言えません。
ブラックな環境で、歪んだ自分が
全てであるように思われるのは、
後々損をします。
アンケートサイト i-Say
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