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2022年10月23日

やってもやらなくても





今回は、交通誘導警備に従事する隊員
さんからの気づきです。



SNSに「誘導する際に声をかける。声を
かけクレームになった。わざわざ言わなく
てもわかってると。



声をかけずに怪我をしたら警備員のせいに
される。皆さんはどちらを選びますか?」
という警備員さんの生の声がありました。



僕個人の考えは、やってもやらなくても
クレームになるなら、声をかけたほうが
いい。



後はクレームに対して、会社側が毅然と
した対応で現場隊員を守れるか、ですね。



どっちを選んでもクレームになるなら、
行動した方がいい、その理由は何で
しょうか。



警備に限ったことではありませんが、
仕事では後から結果責任を問われる
ことがあります。



歩行者が転んで怪我をした、という事案
に対して、警備員は注意喚起をしたか。
こういったことを「後から」言われる。



そんな時、動いてましたよという
証拠を残すことが、自らを守る
楯になったりします。



警備では他の仕事から見ると、無駄と
思えるアクションが多く見られます。



それは「未然に防ぐ」ことが目的だから
です。



事案が起きてしまっても、結果責任
を(全てでないにせよ)回避する危機
管理も含まれています。



ところで、警備で歩行者誘導する際
には、文言に気をつけたいもの。



「どうぞお通り下さい」はNG。
お前が通っていいといって、怪我
したんだぞ、と言われる危険性が。



こんな時は「気を付けてお通り下さい」
という方がベターです。



もし転倒して怪我しても、気を付けて
と言いましたよね、というのがツボ
です。



現場で警備をやっていると、理不尽な
クレームに出くわしたりします。



こちらが正しいから、言うことを聞け
というのも一理ですが



相手の心理や文言を研究して、火の粉
がかからないように、自ら危機管理を
する隊員は伸びていくでしょう。



但し、会社側のバックアップが必要です。
業務上問題のない隊員の行動を守れない
会社では、気持ちが折れます。
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かつて10年ほど警備業界で従事してきましたが 限界を感じ、同業界を去りました。 今は港湾施設保安職員として、港湾管理業務に従事しています。
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