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2022年09月30日

休めない理由





SNSで、あるサラリーマンの方が病気で
倒れた時のことを語っていました。



以下紹介しますが、仕事を休めない
理由について、警備とそれ以外の仕事
では違う、これを今回は追及します。



十二指腸潰瘍でした。ほっておくと
穴が開いて、腹膜炎を引き起こす。



死に至る危険もあったのですが、その
直前でした。40度の熱で倒れて救急車
で運ばれて、三週間入院しました。



2日間、意識が混濁。そして目が覚めたら
すぐ担当医にこう言ったそうです。



僕は会社ですごく大変なな役割を担っている。
僕がいないと会社が困る。いつ帰れますか?
早く帰れるようにしてください。



すると、担当医は激しく怒りました。



お前みたいな患者を治すのが、一番嫌い
なんだ。見てみろ。



担当医の視線の先には、まだ生まれて数か月
の娘さんの姿がありました。



こんなお子さんがいて、奥さんもいて、
あんた死んでいたかもしれないんだぞ。



たまたま死ななかっただけだ。どうして
こんなに放っておいた。お前みたいな
患者は、治してもまた戻ってくる。



もう一度、ちゃんと人生を考え直せ。



というものでした。似たような話を
僕は2件聞いたことがあります。



一つ目は、最初に勤めた会社の先輩。
東京の某電機メーカーの子会社で、
IT業界でした。



「休みなさい」という医師に対して
その先輩は



休めればいいんですけどね、と反発。
入院しても病院までFAXが送ってくると
言っていました。



後に彼は結婚し、子供も生まれたの
ですが、今でも元気にしているので
しょうか。



もう1件は、僕が交通誘導警備で
お世話になった先輩Kさん。



彼は、すごく捌けるというわけでは
ありませんでしたが、性格が良く
皆に好かれていました。



この人に敵はいないんじゃないか、と
さえ思えるほどでした。



そんな彼が冒頭紹介したのと、同様な
病気で亡くなってしまったのです。



過去記事:先輩Kさんの訃報(前・中・
後編)に書きましたが、少なからず
波紋が広がりました。



この2件を比べて、今回の本題に入って
行きます。



IT業界の先輩の件については「責任感」
で休めないというもの。冒頭紹介した
サラリーマンのケースもそうです。



自分がいないと会社が回らない、
という思い込みに、医師は人生を
考えろと一喝しています。



一方、不幸にして亡くなってしまった
Kさんの場合はどうだったか。



休めない背景には「貧困」があったから
なのです。



地場警備会社のほとんどは、日給月給制
で、休めば収入はありません。



特に交通誘導警備は繁忙期に入ると、
休みがないどころか、昼夜連続して
行う、連勤も珍しくありません。



無理な勤務でも応じないと、干されて
仕事を回してもらえなくなる脅迫観念。



Kさんは自覚症状があったはずです。
それでも休みたいとは言い出せなかった。
当時は健康診断も実施していませんでした。



これは施設警備でも同じで、汲々とした
シフト組んで勤務しているのに、穴を
空けたらどうなるか。



変な現場に配置換えになるかもしれない。
これまた強迫観念。



僕が最後に警備会社に勤めた2010年代
前半でも、有給の概念さえない状態でした。



警備員にとって、収入が途切れ生活が困難
になるのは、死活問題なのです。



僕は警備業界を去ったのも、このような
貧困の無限ループが嫌になったから。



では、貧困の無限ループから抜け出す
方法はないのでしょうか。



ある程度緩和する方法はあります。
それは、警備よりましな労務管理の
環境に行くこと。



地元では、警備を含めた施設管理は
指定管理者が受けるのが一般的に
なってきました。



設備管理や、清掃業務などを含むため
総合ビル管理ができる業者である必要が
あります。



警備業者は指定管理者の下請けになる
ケースが一般的。多くは地場警備業者が
受けます。



そこで、警備会社ではなく指定管理者の
社員となり、施設の管理人として従事する。
業務内容は、施設警備に近いはずです。



一般的に、地場警備会社より組織として
大きな指定管理者の方が、労務管理では
恵まれていることが多いですね。



警備を天職と思っていなければ、少し違う
立場に横滑りして、従事するのも悪くない。



もちろん、管理人としての立場は盤石では
ないかもしれません。清掃など別部署に
異動になるリスクもあるでしょう。



その際に武器となるのが資格。施設警備
検定(1・2級)や指導教育責任者の
資格があれば、人事面でも配慮が。



警備という仕事にこだわりがあれば、警備
会社で働き続けるのも一つの生き方です。



もう一つは、ベターな労務管理で働く
事を優先して、妥協して横滑りして働く。



今回の記事で「休めない」というのが
どれだけ人生の損失になるのか、を
紹介しました。



健康面で脅威になる、というのが第一の
理由ですが、長期的に見ればもう一つ
深刻な懸案があります。



それは、貧乏暇なし状態に追い込まれ、
自分を豊かにする試みができないこと。



趣味であったり、投資や副業であったり。
もう一つの人生の実験を続けることが、
豊かさの追求になります。



時間や金銭面、健康面でもそうですが
「余裕がない」と汲々とした状態は
何か外乱があれば破綻につながります。



まずは、時間的な余裕を取り戻し
汲々とした状態から脱しましょう。

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かつて10年ほど警備業界で従事してきましたが 限界を感じ、同業界を去りました。 今は港湾施設保安職員として、港湾管理業務に従事しています。
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