僕が警備員を辞めた理由

僕が警備員からの転職で、時間が
かかったのは、早く転職しようと
焦っていたから。



今回は、時間をかけて達成する方が
短期間でのそれよりも、実りが大きい
から、焦るなかれという話です。



僕が警備業界からの脱出を考え始めた
のは、達成する８年前。



本気で行動に起こし始めたのが、
達成する４年前。



この間、悶々としておりました。
歳だけは積み重なっていきます。



もちろん求人はチェックしていました。
応募もしていましたが、如何せん
手ごたえがない。



でもこれで良かったのです。焦って
ババを引くところでした。



話は変わりますが、世界三大投資家
である、ウォーレン・バフェット氏は



「皆、急いで金持ちになろうとする。
じっくり時間をかけて金持ちのなろう
とする人は本当に少ない」



バフェット氏とは、次元もレベルも
違いすぎますが、よりよい幸せを増す
活動という意味では通じています。



これといったスキルも才能もない僕は
じっくり時間をかけて、転職先の環境
に馴染める自分を作っていった。



結局、時間がかかっても目的を達成
したい、そういう意志だけが原動力
でした。



逆に言えば、そういった意志を持ち
続けることによって、必要な出会いや
環境が用意されていきました。



警備業界が嫌で転職したい。
この意志を持ち続けることが大事。



貴方の決意をあざ笑うかのような現実に
打ちのめされることもあるでしょう。
それでも、道はある。



視野を広げてみれば、転職先は意外と
あるものです。



それを狭めているのは、使う側の戦略
と気づきましょう。



長時間拘束や、資格取得などの研修と
称して、徹底的に捕縛する。



警備業界は、人材不足なのです。
不足と言っても、有為な人材が足りない。



有為な人材と言いましたが、彼らは
縁とタイミング次第で、他の仕事でも
やっていける能力を秘めている。



ここに来ている皆さんもそうなのでは
ありませんか。



使う側にとっては、視野を拡げられると
困るのです。もっと待遇のいい仕事に
移られてしまう。



年金をもらう年まで、おとなしく働いて
くれ。年金をもらいながらでもいい。
これが本音でしょう。



時間をかけたメリットは、自分を知り
どのような「居場所」があるのがを模索
できた。



中年以降の転職は、居場所探しです。



時間をかけ紆余曲折を経て、辿り着いた
のが今の環境。僕個人の最長勤務年数を
更新しています。



心構えとしては、自分の意思をあざ笑う
ような現実に出くわしても、警備業界
からの転職のプロセスに過ぎない事。



時間をかけ、準備を周到にするほど、
分の悪いガチャと言われる、転職の
リスクを薄められる事。



この２点を抑えておけば、半分成功した
ようなものです。



最後に転職先を探すヒントのような
ことを言えば、競争のない、または
少ない世界を目指す。



警備員になった時点で、苛烈な競争社会
の本流から離れています。大手は別に
して。



ノルマや納期のない仕事に就いて、
幸福感が増した人も少なくないのでは
ないでしょうか。



この延長上で、仕事を探しましょう。



必ずしも競争に勝つことが、当人に
とって幸せとは限りませんよね。



仕事は自分が幸せになるために行う
活動です。この原点に立ち戻れば
競争社会で勝つばかりが能じゃない。



競争のない、または少ない環境で
幸せになる、そんな生き方もあるはず
です。



日本は資本主義社会ですが、よく
調べれば、社会主義の側面もあり
ます。



どちらの仕組みも、長所短所があり
自分に合った生き方をすればいい。



警備に来た流れで幸せを追求するなら、
競争から離れたステージで生きる方が
ベター、というのが僕の提言です。



時間がかかっても、自分の居場所を
見つけられれば、その後の人生の
幸福度は、下がることはないでしょう。



必ず目的を達成する、という意思が
一番大事です。一旦出したオーダーを
取り下げなければ、いづれ現実化します。

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