今回は、経営服従型マネジメントへの
対抗策について観ていきます。
まず最初に、経営服従型マネジメントの
目的は何か?
僕は「労働者を団結させない」ことに
あると観ています。
労働者が団結すれば、組合を結成して
団体交渉に臨み、経営側にとって
面倒なことになります。
前回の記事では、被害者は会社の
相談窓口に訴え出るも、問題を棚上げ
されたので、社外ユニオンを頼った。
または「保育士の一斉退職」の
ような事を起こされては、経営陣は
困るわけです。
労働者同士を分断し、対立させる。
まさに分断と統治の手法を使い、
団結によるリスクをヘッジする。
末端の労働者を委縮させ、上司に対し
何も言えなくする方法も使われます。
カテゴリ「施設警備3〜ブラック企業編」
のB社であったこと。
全国規模のビル管理会社であるB社。
主に外資系保険会社のビル警備を担当。
僕の居た現場は地方で、東京から離れて
います。全国各ブロックの主要都市に支店が
置かれていましたが、それとも距離があり。
地元には、事務所があるだけ。所長には
人事権はなく、上記支店長にあります。
人事権及ばぬ遠隔地?を逆手に取って
所長と隊長による支配が行われました。
すなわち、所長と隊長が言うことが全て。
逆らえば排除する。
例えば始末書にしても、隊長の指導責任の
範囲だろ、というくだらないようなことまで、
取っていました。
隊長曰く、始末書は支店まで行ってる。
累積すればクビになると恫喝。
実際は支店まで行っていないようです。
もし本当なら、隊長の指導責任も問われ
隊長もクビになるでしょう。
そもそも始末書は直属の上司も書くのが
普通ではないでしょうか。
こういった不当な厳罰化は隠ぺいを生み
ます。表に出てきたときは、組織自体が
ダメージを受けるのは避けられない。
結局B社は、理不尽に解雇されたであろう
元隊員のインターネット掲示板での告発で
クライアント側の信用を失い、現場転覆。
所長や隊長の勤務態度や、彼らの息が
かかった隊員らの、社会人として
あるまじき行為の暴露でした。
臨時入札が行われ、負けたB社隊員は全員
解雇になりました。告発者はさぞかし溜飲
が下がったことでしょう。
噂に聞いた話では、インターネット掲示板
で告発する2年以上前に、解雇された隊員
が、本社に告発状を送っていたとのこと。
当時支店長が現場に来て、僕らに事情を
聴きましたが、お茶を濁すような対応で
人事面はノータッチ。
このなしのつぶてのような本社の対応に
業を煮やしたのでしょう。それがB社現場
の黒歴史を詳らかにした原動力だった。
ここまで書いてきて、経営服従型
マネジメントに抗うには、団結という
方法は難しい。上記は個人で報復した。
そもそも労働者が団結をさせない手法が
経営服従型マネジメントなのですから。
現状一番有効なのが、社外ユニオンの
活用です。ユニオンもピンキリなので
吟味は必要ですが。
一人でも入れるユニオンもあるので、
労働者を団結させないといった戦略は
無効になります。
それどころか、社外ユニオンなので
社外監査役に入られるようなものです。
酷い事案になれば、力のあるユニオンなら
Yahoo!ニュースなどで全国に配信する事も
ありえます。
経営服従型マネジメントに対する最高の
カウンターパンチになり得ますね。
それでも、業界の体質というか上層部が
方針を改めない可能性もあります。これ
までの労働事案でよくある話です。
ブラック企業を一言で言えば、働き続ける
事ができない企業なのです。
どんな組織でも多少の問題はあるにせよ、
長く続けられる職場は、ブラックでなく
グレーなのです。
大きな組織なら、福利厚生などの
メリットがあります。
但し経営者のスタンスがなかなか見えて
こないというデメリットも紹介しました。
入社する前に、信頼できる社外ユニオンを
調べておくことをお勧めします。
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