今回は、警備業界からの転職を
目指す人に、留意して欲しい事を
お伝えします。
警備では許されても、警備以外の業界で
許されるとは限らない現実です。
過去記事「警備でしか許されないこと」の
続きでもあります。
結論から言うと、人の批判よりも成果で
評価を勝ち取る。
警備で少し仕事ができる人にありがちです
が、クライアント側や会社・上司を含めた
体制側の批判に舌鋒鋭い。
これは、自分が優秀であると認められたい
欲求の裏返しなのです。自分よりレベル
の低い隊員へのマウントにもなります。
これは警備現場という、狭いコミュニティ
だからこそできる業。井の中の蛙です。
試しに、そういった批判をする人に
上司やクライアント側に意見具申を
すれば?と勧めるとどうなるか。
10人中9人は「イヤ、イヤ」と腰が
引けるでしょう。自分の言い分は通し
たい、責任は取りたくない。
この状態から「卒業」しないと転職は
おぼつきません。転職しても評価は
上げられないでしょう。
批判する事で、自分が上位に立てると
思う。警備ならではですね。
それが警備以外の環境だったらどうなる
か。
アイツは批判しかしない、残念な人間
なのか、と思われる危険がある。社会人
としてレベルの高い職場ほど。
人の批判ではなく、自分の成果によって
評価は勝ち取りたいものです。
上記の事を警備時代から意識して取り組む
のは、円滑な転職を成功させるのに資する
もの。
それでは、批判ではなく成果で評価される
には、どうすればいいのでしょうか。
まず、警備における成果とは何か?
「トラブルがなかった」という結果を
出していく事。
トラブルを未然に防ぐにはどうすれば
いいか。連携の不備や思い違いをどう
やって失くしていくか。
この辺を考えて、未然に防ぐ仕組みまで
出せれば、評価は上がります。
もっと小さなことから言えば、自火報
機器表示板や周辺の掃除をして、機器の
故障・表示見間違え等のトラブルを防ぐ。
もう一つ、鍵のタグ(表示)が擦り切れて
いたので、シールを印刷して交換した。
これらは職場にとっては常識的な事かも
しれません、逆に出来ていない職場では
チャンスです。隊長に進言しましょう。
鍵の話題が出たので、改善提案として
一つ紹介します。
鍵のタグは、電気室とか倉庫など、
部屋や施設の名前を書いてある事が多い。
実はこれはNGなのです。
その理由は、鍵を誤って落とした時に、
拾った人が、簡単にアクセスできてしまう。
鍵を扱うのは警備だけとは限りません。
業者に貸し出すケースもありますよね。
そこで、タグには数字やアルファベットを
表記するのに止める。別表で対応表を作れば
いい事です。
小さくても改善提案の積み重ねで、評価を
勝ち取るのが、急がば回れ的に手堅い方法
でしょう。
職場の事情によって、却下されるものも
あると思います。それでも腐って批判する
ことなく、コツコツと改善提案を行う。
実現しようがされまいが、自分のアイデア
を発信するのは、向上の現れなのです。
但し、警備仕様書の範囲内でという条件が
付きます。これを理解して行う改善提案が
ベスト。
トラブルを未然に防ぐ為に、どれだけ頭を
使ったか。これが評価のものさしとなる
でしょう。
施設警備はルーチンワークが多く、トラブル
対処でしか成果を見せられない?いや決して
そうではないのです。
ヒヤリハットと言うように、小さな懸案事項
を潰すことが、大きなトラブルを防ぐことに
つながる。
例えば改善提案を報告書といった形で
提出を求める、職場もあるでしょう。
ならば積極的に行う意義が大です。
書類という形で残すのは、最強の成果
表現です。警備など数字で評価される
仕事でないならば、なおさら。
日々の業務日報でも然り。その日の留意
事項を、警備教本を勉強した成果を少し
織り交ぜれば、差をつける事も可能です。
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