僕はかつて、警備を天職と思い
のめり込んでいたことがあります。
その時の苦い経験を教訓に、今回は
職業上の危機管理について語ります。
結論から言えば、警備からでも転職
可能なオプションを持つ、ということ。
言い換えれば、いつでも警備員を
辞められる選択肢を持つという事です。
その理由は、僕が警備員を続けていく
内に、ある属性が付いてきました。
施設警備検定2級を持っている。
実務経験も5年以上。
僕の応募書類を見た、警備会社幹部は
こう思ったことでしょう。
「カモネギが来た」
他所の警備会社で検定資格を取り、経験
もある。育てるコストを省けます。
会社に縛り付けて、指導教育責任者の
資格を取らせれば、現場のリーダーと
して定額使い放題。
カテゴリ「エピローグ〜さらば警備業界編」
のD社に入った時は、まさにそうでした。
当時僕は40代半ばで、あと20年は
使える、とD社幹部は目論んだことで
しょう。
これは僕が「警備でしか働けない」と
いう、思考停止を見抜かれていたから。
過去記事「見抜かれる思考停止」を参照
下さい。
D社に限らず、どこの警備会社に行っても
同じ扱いを受ける。それを悟った僕は
警備業界脱出に向け、行動を起こしました。
警備に限らず「これしかない」という
思い込みはリスクが大きい。
例え天職と思っていても、転職を
繰り返すうちに、業界の粗が見えてきて
先が見えてしまうこともあります。
さらに自分の働く業界が斜陽産業である
と、見えて来たなら尚更でしょう。
これしかない、という思い込みに支配され
ていると、マズイと思いながら手を打てず
ジリ貧のまま、歳だけ取ってしまう。
こうなると人生後悔まっしぐら。
それでは、どうしたらこのアリ地獄から
逃れられることができるのでしょうか。
警備にスポットを当てて見れば、まず
自分は警備しかできない、という思い
込みを捨てること。
具体的なアクションとしては、警備員
からでも、転職可能な警備業界外の
仕事を調べる事です。
実際に応募しなくても、求人検索して
自分でもできそうな仕事をリサーチして
おく。
例として過去記事「空港の仕事」を
参照下さい。警備の経験が活きる、
警備業界外の仕事はあります。
他に例を挙げれば、運転が得意なら
2トン箱トラで企業を訪問し、出張
シュレッダーを行う仕事。
油槽所の夜間当直や、セルフスタンド
の夜間監視員の仕事。(但し危険物
乙四資格を求められる場合あり)
自治体が募集する、ダム監視の仕事。
(非正規雇用が前提、年度末近くの
求人に注目)
こういった仕事は、警備員からでも
いや、警備の経験があるからこそ
就職のチャンスがあったりします。
上記の求人があることを知っている
だけでも、いつでも警備を辞められる
という気持ちに近づきませんか?
隊員を安く使い倒したい、とスケベな
事を考える経営者にとって、一番都合の
いいのが、仕事に一途にのめり込む人材。
年金を貰うまで、安い給料&投資で
働いてくれる。わずかな称賛と
引き換えに徹底的に捕縛する。
使う側にとってコスパのいい人材が
使われる側として、幸せとは限りません。
特に警備業界はそうでしょう。
それならば、常に他の選択肢を持つのが
最強の危機管理なのです。
自分はいつでも警備の仕事を辞められる、
こんな隊員なら、会社は理不尽な要求を
してこない。
しかし、自分は何をしたらいいのか
分からない、忙しすぎて余裕もないと
嘆く人もいるでしょう。
そこで何度も勧めますが、職業訓練に
行って(条件があります)、時間を
作りましょう。
職業訓練校では、教官のアドバイスも
受けられます。
職業訓練については、カテゴリ
「警備員を辞めたい人へ」を参照下さい。
これといったスキルがない中年でも、
警備以外の仕事はできるんだ、と気づく
ことが第一歩。
求人検索や、職業訓練について調べる
アクションも、立派な転職活動なのです。
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