僕が警備員を辞めた理由

過去記事「ギバーとテイカー」で僕は
GIVEすることの大事さについて
紹介しました。



GIVEすることにより「徳」を積むことに
よって、もう少しましな環境にアクセス
する。



ただ僕のやり方は、いささか遠回りと
いうか、要領の悪いものだったので、
今回は新たな気づきをお知らせします。



結論としては、タイトルの通りです。



カテゴリ「番外編〜僕が警備員をはじめた
理由」の頃、警備員になる前の仕事では
僕は組織のお荷物でした。



そう、テイカー側の人間だったのです。
会社をリストラ同然で退職し、Uターン
するも、長期間定職に就けず。



警備会社A社がアルバイトを募集していた
のが、警備員になったきっかけ。詳細は
カテゴリ「プロローグ〜交通誘導警備編」



僕が警備員になって何が一番変わったか？
職業人としてです。



それは「テイカー」側から「ギバー」側に
なったこと。



厳密に言えば、今でもテイカーの要素は
あると思います。



しかし、ギバーの要素が勝ったからこそ
警備から少しマシな仕事にありついた。



警備でギバー側になるのは、僕にとって
それほど難しい事ではありませんでした。
指導者的な立場になればいいのです。



検定資格を取るのもいいですね。
加えてリーダーシップを発揮すれば、
さらに磨きがかかります。



職場で責任者をしていると、自己犠牲の
場面も出てきます。



誰かが急に休んで、代勤を引き受ける
責任感などがそうです。業務遂行の
ためのGIVE。



部下のミスを、警備隊の代表として
責任者が泥を被る覚悟もGIVE。



ここで注意したいのは、責任者だから
といって、ギバーとは限らない。



カテゴリ「施設警備３〜ブラック企業編」
のB社隊長や、C社で現場を牛耳っていた
自己愛的人格障害の隊員。



彼らはテイカー側の人間です。僕も散々
苦しめられました。テイカーは長期的に
見れば沈んでいきます。



僕が警備員をやって良かったのはギバー
側の人間になれたこと。但しテイカーの
要素がゼロになった訳ではないでしょう。



警備からもう少しましな仕事に就くため
には、ギバー側になる事が必須と言えます。



それでは責任者をしないとギバー側では
ないのでしょうか。



いえ、GIVEは平隊員でもできます。
人間関係を円滑にしたり、責任者や業者が
円滑に動けるような根回しをする。



陰で悪口を言って、お互いの足を
引っ張ったりするのは、テイカーの
行動です。



少なくともテイカーにGIVEしちゃいけない。
搾取されます。ただ、この経験は今に
つながっています。



僕はテイカーの見極めができなかった為に、
警備業界で無駄な消耗をしてしまいました。



外面が良く、世渡りの上手い
テイカーに搾取された、というのが
僕の警備員人生でした。



テイカーの見極めは難しい。おまけに
警備では、責任者になったからといって
警備隊の人選ははぼ無理です。



テイカーかどうかは、やっている事や
価値観、言葉の端々で感じ取っていく
しかありません。



詳しくは、ビジネス系動画にありました
ので、時間があればどうぞ。（約25分）



結局警備隊からテイカーを排除するのは
不可能に近い。どこの警備隊にもお荷物
隊員やトラブルメーカーがいたりします。



そんな環境で責任者をするのだから、
責任者は心身削られます。上司も
テイカーなら、まさに板挟み。



周囲をテイカーがどうか見極めて、これ
以上従事しても、搾取されるだけと判断
したら、転職を視野に入れた方がベター。



こうして見ると、警備も人間関係が一番
重要ですね。人間関係の良い警備隊は
貴重な職場です。



なるべくテイカーのいない環境を目指し
ましょう。警備で難しければ、僕の
ように警備以外の職を求めるのもあり。



警備でギバー側に居続けるのは、大変な
事なのです。理由は多くの隊員の社会人
としてのレベルが他の業種より低いから。



それ故ギバー側で責任者を続けている人は、
皆に尊敬されたりします。ただ上司や部下に
恵まれるという、幸運は必要です。



警備以外の職場であっても、テイカーは
います。ただ警備よりテイカーと距離の
置ける職場環境なら、転職成功ですね。

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