今回は、言っている事は立派でも
より高い次元からみたらどうなのか。
高じて自分を客観視できなければ、
警備員からの転職はしない方がいい、
という話をします。
カテゴリ「エピローグ〜さらば警備業界編」
で勤めたビジネスホテル駐車場警備。
平置き10台、立体30台の小さな駐車場。
立体には車高の高い車(1550o目安)は
入りません。古さが見て取れます。
そこに主の様に勤めている先輩隊員が
いました。彼の口癖は「お客様のために」
言っている事は立派です。しかしその
「お客様のために」もいろんなレベルが
ある。
彼の勤務態度を見るに、他の施設では
難しいだろう。同僚隊員に対する接し方
ぶっちゃけ、マウントを取り支配する。
その方便として「お客様のために」を
使っていなかったか。
確かに小さなビジネスホテル駐車場では
それが、正論かもしれない。
しかし、もっと大きな商業施設などでは
その論理は通用するのか。
おそらく、不特定多数の来訪者が多い施設
ほど、彼の言い分は尻すぼみになっていく
でしょう。クレームも半端ない環境では。
このように、警備員が現場でマウントを
取る手段は幾らでもあります。
問題はその現場では正論であっても、
さらに上のレベルから見ればどうなのか。
ここで大事になってくるのが、自分を
客観視できること。
もっと言えば、自分の社会人としての
レベルを客観視できること。
それがおぼつかないなら、今のまま
警備員を続けた方がいいです。
自分より未熟な隊員にマウントを取り、
支配して会社や上司の文句ばかり言って
いればいい。
そうやって年金まで食いつなげれば、
いい人生じゃないですか。
鶏口となるも牛後となるなかれ。
これも一つの生き方ですが、満足しない
人もいます。
レベルの低い正論を受け入れられない。
さらに行動を見て、社会人としての
レベルはどうなのか。
警備員は良くも悪くも「井の中の蛙」
になりやすい。現場という狭い
コミュニティが全てになってしまう。
そんな環境でも疑問を持って、こんな
環境では終わるものか、と思える人は
新天地を目指して欲しい。
年金までカウントダウンできる年齢なら
まだしも、40代ならまだ老け込む歳じゃ
ない。
僕は当時40代半ばでした。あと20年
こんな環境で働くの?が出発点。
警備員である程度満足して、年金まで
これで行こう。そう思っている人には、
大した葛藤もないでしょう。
そう、警備員で終わらない人は
「自分はこのままでいいのか」と
思えるような試練がやってきます。
一所懸命やったのも報われないどころか
搾取され、他人のミスの尻ぬぐいまで
させられる。
自己本位で、責任を取らない上司。
もちろん警備以外にもあることです。
そんな環境でも手を抜かず、業務遂行
しているあなたを見ている人がいる。
日頃の勤務態度を見ている人たちです。
そんな人たちから、君は警備で終わる
人間じゃない、というニュアンスの事を
言われればしめたもの。
具体的には、このレベルの連中と一緒に
この先ずっと働き続けるの?という
ニュアンスの事を言われたりします。
自分を客観視するのは、周囲の人の言葉
を注意深く聞けば、難しくない。
施設警備だと、クライアント側や設備・
清掃スタッフ。よく出入りする業者も
そうです。
結論として、現場に長く居るだけの「主」
の正論のレベルはどうなのか。社会人と
してのレベルはどうなのか。
もちろん立派な人もいます。皆の模範に
なるような隊員、または責任者でしょう。
そんな人が警備業界を支えています。
中年になって、自分を客観視できる事が
自己責任である、転職のリスクを下げる
第一条件であると言えます。
第一、現場でマウントを取る事に
汲々としている隊員にとって、自分を
客観視することなど、至難の業なのです。
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