就職、転職で永遠のテーマ?となる
のは「好きなことを仕事に」という
もの。
好きこそものの上手なれ、といった
ことわざもあります。
しかし、本当にそうでしょうか。
今回はこれを深堀ってみます。
僕は最初に就職した会社を辞めて
Uターンした後、しばらく定職に
就けませんでした。
その背景はカテゴリ「番外編〜僕が
警備員をはじめた理由」をどうぞ。
警備の仕事に就く前は、お前は一体
どんな仕事がしたいんだ、とよく
周囲から言われました。
言い換えれば好きな仕事は何だ、と
言われているようなもの。それが
分かれば苦労はしませんよね。
果たして、好きなことを仕事にして
幸せになれるのでしょうか。
結論を言えば、雇われの立場で好きな
ことを仕事にするのは、不可能に近い。
フリーランスや自営なら、可能でしょう。
彼らは個人プレーヤーですから。
それに対し、雇われは仕事をコントロール
できる立場にないからです。すなわち
好きを仕事にできない環境にいる。
それならば、雇われすなわち従業員として
働く際に、重視するツボは何でしょうか?
・やりたくない事をしなくて済む環境
・関わりたくない人、環境を避ける
従業員として働く以上、好きでなくても
やりたくない仕事なら合格、と考え
ましょう。
それ以上に大事なのが、労務管理や
人間関係などの職場環境ですね。
仕事が好きでなくても、職場環境が
良ければ続いていく。
やらないことや嫌いなことを把握し、
転職活動をする。
幸い僕にとって警備は、アルバイトの
延長でなんだか分からないけれど、
とりあえずやってみた仕事。
それでもノルマや納期に追われる
仕事から見れば、気楽なものでした。
そう、決してやりたくない仕事では
なかったのです。
好きな仕事ではなかったけれど、やって
いくうちに評価もされ、面白くなった。
それで約10年従事したのです。
中年にもなって、苦手な事を克服する
とか、嫌いなものを好きになるよう努力
するとかいうのはムリゲーです。
そんな無駄な努力ですり減る事は、
人生の質を落とします。
もっと言うならば、50歳以降で最も
重要なのは健康です。健康を害するの
は、人生の幸福度を大きく下げます。
一番大事な財産である健康を、無駄な
努力で、すり減らすのは賢くはない。
中年からの転職は、自分をすり減らす要因
を最小限にした環境選びがキモです。もう
体力的に無理も利きません。
好きな仕事よりも、人間関係など自分を
すり減らす要因に留意する。それが長く
続ける秘訣でしょう。
警備員からの転職で、最も自分がイヤな
事は何か。これをはっきりさせましょう。
低収入・長時間労働・社会的ステータス・
人間関係など。我が身を削る元凶とは?
最もイヤなことが改善すれば成功なのです。
または各懸案事項を少しずつ底上げでも成功。
つまり現実的・精神的に劣悪な環境から
抜け出せれば御の字ですね。
まとめると、中年からの転職は好きなこと
を優先するのではなく、自分に合った
居場所を見つけること。
それも、自分の健康をすり減らすような
脅威となる要因に留意し、排除していく。
これまで積み上げた知識や経験を活かす
仕事になるのでしょうが、僕のように
警備みたいな仕事を捜すのもアリ。
警備より、労務管理など職場環境が良い
なら、チェックする価値があります。
健康なら、働き続けることができます。
50歳以降で、健康は人生の幸福度に
一番大きく関与するもの。
若い内は大したことがない、と思っていて
も、歳を取ってしんどくなる事も多々あり
ますよね。
長く続けられる仕事に就ければ、年金の
繰り下げ受給も見えてきます。この辺は
それぞれの価値観です。
好きな仕事よりも、働きやすい職場。
これを目指しましょう。もちろん警備
がそうなら辞める必要はありません。
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