今回は、施設警備で起こるインシデント、
ぶっちゃけコソ泥事案について紹介し、
働くべき環境について深堀ってみます。
まず最初に、この事案を聞いたのは
カテゴリ「施設警備〜市役所葛藤編」の頃。
クライアントである市役所管財課職員から
聞いた話、以前の警備業者でコソ泥がいた。
夜間の巡回中、職員の机に置いてある小銭を
失敬していたそうです。
市役所にはオープンスペースになっている
フロアもあり、鍵がなくても事務室に入る
事ができます。
なぜ発覚したか。被害にあった職員がカマかけ
で、机の上に小銭をわざと置くトラップを
仕掛けたそうです。
複数回にわたってコソ泥が行われており、
ターゲットになっていた職員がいた。
事案が発覚して、前出の職員は「ガードマンに
ガードマンを付けなきゃいけないだろうが」と
吠えたそうです。
その警備業者は、責任者が出てきて当事者を
辞めさせるという形で幕引きを図ったとの話。
良くあるパターン。
また、これより根の深いケースがあったのです。
カテゴリ「施設警備3〜ブラック企業編」で
B社警備隊であったこと。
防災センターで、備品などを購入する際に
隊員から会費を集めていました。
防災センターで勤務する設備担当(別会社)
社員さんからも集めていたのです。
ある時、会費を管理してた受付担当の女性が
1万円弱失くなっているのを発見しました。
B社警備隊では、女子トイレの巡回もあると
いう理由から、受付女性も警備員として
登録し勤務。
まずかったのは防災センターの引き出しに、
施錠せず保管していた事。性善説を
信じすぎていたようです。
この顛末を見た、設備担当の責任者が
わざわざ僕の所へ来ていいました。
「B社警備隊は全員、警備員失格だ。
犯人捜しもしないし、我々設備側への
説明(謝罪)もない」
言っていることは全うです。しかし、なぜ
僕ではなく、責任者(隊長)に言わないのか。
責任者である隊長も、前出の市役所警備
業者の責任者のように矢面に出ないのか。
これで犯人は想像がつきます。その人は隊長と
仲が良く、後にB社警備隊がまるごと切られる
原因を作った人でしょう。
隊長は身内をかばったつもりが、もっと大きな
損害を招く事を放置したのです。
設備の責任者も、隊長やその上司に抗議して
会社と会社の問題にすることもできたはず。
それもしないという事は、設備屋としての
自信がなかった、自分の仕事ぶりを
突っ込まれたくないということでしょう。
彼は未経験者から設備屋になり、
B社の元設備屋であった隊員から
見下されていました。
お互い五十歩百歩の半人前。
もし僕が隊長に、設備担当から全員警備員
失格と言われた事を告げたらどうしたの
でしょうか。
隊長は陰で批判するだけでしょう。その
相手をバカにした態度は既に設備側にも
見抜かれていました。
要するにお互いの腹の中を知りながら、
本気で向かい合わない茶番プロレス。
僕はその場外乱闘に巻き込まれた、という
のが実情のようです。情けなや・・・
結論として、責任を取らない上記のような
事案が起こる警備隊からは、早急に離れる
方が良さそうです。
実際、僕が辞めて2年後B社警備隊は
まるごと切られました。
コソ泥も犯罪ですが、それを看過する組織の
在り方にこそ、問題があったのです。
もし隊長が、犯人を上げ辞めさせて設備側に
謝罪まできっちりしたのなら、禍根が残る
ことはなかったでしょう。
B社は会社としては全国規模で福利厚生も
恵まれていたけれど、なんというか社会人
としてもレベルが低かった。
それを感じた隊員から辞めていく、という
構図でした。僕もこれに早く気づけばもっと
早く辞めていたでしょう。
こうした一見ホワイトに見える大企業然と
した組織に勤める時は、注意が必要です。
中身が上記のように、ボロボロであったら
そこで頑張る程、搾取されます。
対処すべきインシデントを適当に扱う、
警備ごっこをやっているだけの組織には、
真剣勝負する価値はありません。
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