僕が警備員を辞めた理由

僕は過去記事「ギバーとテイカー」で
中年の警備員であっても、伸びていく
にはギバーたれ、と主張しました。



しかし、ギバーといってもやみくもに
与えればいいのでしょうか？



今回は、ギバー側になるための具体的な
ヒントを、書いて行こうと思います。



ギバーといっても、100％のギバーはまず
いません。世の中持ちつ持たれつです。
ギブ：テイク＝６：４が理想と考えます。



逆に言えば、今までテイカー偏重だった
生き様でも、上記の比率になる事で徳が
上がり、人生がいい方向に。



これを読まれている人も、既にそういった
境地に差し掛かりつつあるのではないで
しょうか、と偉そうに言ってしまいました。



ギバー側になるためのマインドセット、
いわゆる心構えですが、難しくはありません。



相手の立場に対して、少しの想像力を働かせて
みる。これだけです。



上司の行動を見て、これは大変そうだから
業務の範囲内で、もう少しお膳立てを
やっておこう。



クライアント側を見て、こう気を利かせれば
相手が動きやすくなる、と考える。



自分の行く店の店員さんが、裏ではこんな
仕事や、労務管理されているのではと考え、
少し気を使ってみる。



この３つは、業務の範囲内（上から２つ）で
気が利くな、と思わせるアクションです。



僕は少しの想像力と言いましたが、もっと
砕いて言えば、関心を持つ事なのです。



相手の業務に関心を持つ。相手の労務管理
どんな環境で働いているか、関心を持つ。



カテゴリ「施設警備３〜ブラック企業編」の
B社で責任者（班長）をやっていて、僕の
心が折れたのは、平隊員の無関心ぶり。



確かにブラック企業で自己保身のためには、
それがベストかもしれません。前に出ていく
と潰されます。



だからといって、班長の業務に無関心で
面倒な事は責任者に振ってばかりだと、
班長が潰れます。消費される責任者。



結局班長をする人間がいなくなり、B社
警備隊は崩壊しました。



愛の反対は憎しみではなく、無関心と
言われます。



平隊員が業務に無関心になってしまう環境に
してしまった原因は、トップが変だから。
このような環境からは早期脱出しましょう。



B社のような環境でなければ、気の利く奴だ
と周囲に思われれば、ギバー側に近い。



少なくとも、職場のイシュー（懸案事項）に
無関心な隊員であって欲しくないもの。



ギバー側になるには、必ずしもリーダー役
になる必要はない、そう思います。



現場の重鎮として、新人の育成に貢献
する。教える側（指導者側）になれば、
十分に資格ありと言えます。



但し、立場を悪用して相手を支配し、職場を
自分の働きやすいようにするといった、下心が
あると逆効果です。お為ごかしは見抜かれる。



ギバー側になることで徳を積み、中年からの
人生をより良くできる。



新天地を求め、別の仕事に転職するもよし。
警備を続けても、より良い経営者に巡り合う
可能性が上がるでしょう。



まとめると、ギバー側になることで人生を
より良くできる機会が増えるが、具体的な
アクションとは？



それは、少しの想像力を働かせ相手の立場に
想いを馳せる。もっと砕いて言えば、関心を
持つ事。



ギブ：テイク＝６：４になれば上昇のきっかけ
がつかめる。テイカーからギバーへ転ずる秘訣
は、無関心からの卒業。



愛の反対は憎しみではなく、無関心。



与えると、難しく考えず自分の業務の範囲内で、
気が利くと評される働きができればよい。



必ずしも責任者（リーダー）になることが、
ギバーの条件ではない。



現場の重鎮として、新人を指導できれば
十分。与えるとは、教える側になること。



ただ与える気持ちに、お為ごかしの下心が
あると、逆効果。この辺は人間性ですね。



他人に指導する（教える）事を意識して業務
をこなすだけでも、仕事の冴えが変わって
きます。

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