前回の記事で、手を抜いても60点を出せる
パフォーマンスや、それでやっていける
環境を捜しましょう、と提案しました。
今回は、例え60点であってもそれを長く
続ける事で、信頼を得る事も可能であると
いった話をします。
僕が最初勤めた警備会社A社。公立病院の
警備も持っていました。
僕はその現場に研修で少し入っただけ
でしたが、そこにいた隊員Sさん。
Sさんは、当時65歳くらいだった
でしょうか。
施設警備は公立病院だけだったらしく、
検定(施設警備)も持っていませんでした。
但し経験は5年以上あったようです。
特に捌けていたわけでもなく、要領もいい
とは言えません。責任者にも足りない。
持病(糖尿病)を持ち、脚が悪い時は
整形外科にかかっていたりしました。
かといって仕事に穴を空けるでもなく、
これといったミスや、トラブルもない。
警備員として、パフォーマンスは60点
といったところでしょう。本人なりに
一生懸命従事していたようです。
手を抜いていた訳でもなく、60点を続けて
いた彼は、人柄が武器でした。医療スタッフ
・病院総務職員との関係も良好。
僕が研修に来た頃、同僚として勤務していた
2人の隊員は、Sさんの事を良く思っていな
かったようです。
特にそのうちの一人は、Sさんの欠点を
あげつらい、散々disっていました。
ちなみに、Sさんをdisって面白がっていた
同僚隊員は、その横柄な態度を見抜かれ、
看護師さん達からも嫌われていました。
病院警備で、看護師さんから嫌われるのは
何を意味するのか。
彼はドクターやレントゲン技師さん達には
要領良く振る舞っていたようですが、女の
目はごまかせなかったようです。
捌けてなくても、要領が良くなくても
60点のパフォーマンスを続ければ、
クライアント側から信頼される。
Sさんは、勤務中であっても整形外科に
かかってよいと、病院側から許可を得て
いたそうです。
Sさんをdisっていた同僚が、看護師さん
達から嫌われていたという情報も、Sさん
から聞きました。彼の人徳のなせる業か。
60点でも、信頼されたのは人柄による
ところ大ですね。
現場に長く居るからと言って、主のような
尊大な態度にならず、病院の一スタッフと
しての振る舞いだったのでしょう。
自分の能力や立ち位置を知り、謙虚な態度
で従事する姿が、クライアント側から評価
された。
クライアント側である公立病院も、彼に対し
「警備員が」といった当たり方をしていない。
前業者から比べて、評判も上がったようです。
まとめると、口や要領のいい奴が美味しい
想いをしがちな世の中だけど、必ずしも
そうじゃない。
勤務態度や人柄で、評価される方法もある
ケースもある事を知って欲しい。
前回の記事風に言えば、60点の
パフォーマンスでも、人柄など+αを武器に
やっていける環境を見つけましょう。
Sさんは、環境(クライアント)に恵まれた
点も見逃せません。60点でもやっていける
環境。
彼が評価されたのは、60点であっても
それを安定して続けてくれるだろう、と
人柄などで評価されたから。
一方、彼をdisっていた同僚は、表向き
90点のパフォーマンスを発揮していた
つもりでしょう。
しかし、看護師さんに嫌われるようでは
いづれ馬脚を現す。病院は人の命がかかって
います。
警備ではトラブルが無いことが、ベストの
結果になります。安心を得る仕事ですから。
こいつ、要領よく振る舞ってるけれど
そのうち何か、やらかしやしないか。
こういうイメージを持たれると厳しい。
最後に口が立ち、要領のいい奴の後塵を
浴びて悔しい想いをする人へ。
警備ではそういう輩が幅を利かせる場面も
少なくないですが、攻略法はあります。
自分の得意な現場(人間関係)を見つけ、
従事するのも、長く続ける一つの方法です。
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