誰がどこで聞いているのか分からないから
警戒しよう、というものです。
壁に耳あり障子に目ありという諺があります。
壁に耳あり、クロード・チアリなんてふざけて
言っていましたが・・・
過去記事「セルフディフェンス」の一環と
して、警備員らしく警戒しましょう。何を警戒
するのかと言えば、職場での発言。
上司やクライアント側への不満は誰しもある
ものです。愚痴る気持ちも分かります。ただ
それもほどほどにしないと、どうなるか。
カテゴリ「施設警備3〜ブラック企業編」の
B社時代、隊長が警備員控室(休憩室)に来て
僕らに言った言葉。
「クライアント側が我々の会話を聞き出そうと、
盗聴器を仕掛けているかもしれない。」
もちろん根拠のない事です。隊長お得意?の
恫喝であった可能性も高いです。
言わんとするのは、公の場での発言に気を
付けろ、という事にしておきましょう。
社会人のたしなみとして。
盗聴器の件を、一笑に付した隊員がいました。
彼は、1年も経たず解雇されたのです。
解雇になった直接の原因は、体制側への批判で
あった訳ではないのでしょうが、高学歴の彼は
クライアント側を見下していたようです。
なんでこんな人が警備員に?なんて思った事も
ありましたが、時が経てば、やはり分相応の
成り行きだったのだな、と回想します。
詳しくは、上記カテゴリを参照願います。
盗聴器が無くても、誰が聞いているのか
分からない。肝に銘じましょう。
それがあらぬ形で、警備会社の上司や、
クライアント側に漏れ伝わる可能性もある
のです。
過去記事「異動の背景は」で、職場での
粗相を、清掃の女性に通報され不本意?な
異動を食らった若手隊員の話をしました。
清掃だけではありません。設備管理や出入り
する業者も聞いていたりします。もしかしたら
同僚隊員からの攻撃もあるかも知れません。
こうして見ると、盗聴器なんかなくても
下手な発言をするものではない、と分かります。
もう一つ、発言自体が漏れなくても上司や
クライアント側に態度で見抜かれる、という
リスクがあります。
人の目を甘くみるな、という事ですね。
人を見るのに長けている上司は、それとなく
質問して本音を探るキラーパスを出します。
本音が出なくても、コミュニティ内で角を
立てるようなら、評価は下がっていくもの
です。
結論として、体制側への批判はほどほどに。
気持ちは分かりますが、誰がどこで聞いて
いるのか、想像してみましょう。
その人に面と向かって言えることなのか。
これがポイント。建設的な意見であれば
話は別でしょうが・・・
不平不満で上司や組織が変わるなら
まだしも、言い過ぎるとロクなことに
なりません。
公の場所では自分の発言が盗聴されている、
と「想定」するのは、警備員らしい危機管理
のあり方です。
警備員を続けるにしても、力のある立場の
人を怒らせないという、リスク管理になり
ます。
警備員を辞めて、他の仕事に就くにしても、
「警備員が」といった偏見を払拭する、
メンタリティをアピールする事が可能です。
ムームードメイン
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