取り上げられていました。
ちなみにB社は、全国規模のビル管理会社で
カテゴリ「施設警備3〜ブラック企業編」で
僕がご厄介になった会社。
コロナ禍の中、画期的な人事方針で躍進を
続ける会社として、注目されているといった
記事でした。
これに対するコメントに、ビルメン業界と
関わりの深い方が釘を刺していました。
B社はブラックで、良い評判を聞きません。
同族ワンマン経営で、イエスマンしか残らない。
別業種から来た営業マンが社長ですが、
ビルメンテナンスの事は分からない。
生きる世界がまず違う。
資本金の額も、不動産業からみれば
心もとない。
口コミでは評判が良く、社長がテレビにも
出ているので騙されやすいので気を付けて
下さい。
記者も、一時の事だけ見て記事を書くのでは
なく、過去・現在・未来の事をきちんと調査
するべき、というニュアンスの投稿でした。
僕はかつてそんな会社で警備ごっこをして、
踊らされていたのです。
翻って、これまで勤めた地場警備会社は
どうだったか。
B社のような福利厚生はありません。
当時は有給の概念すらありませんでした。
共通しているのは、社長がワンマンだと
いうこと。厳密に言えば、経営の実権を
握っているのは、社長の奥様だったり。
日給月給制で働いて、交通誘導の閑散期
や、施設を入札で取られて仕事が無ければ
転職して下さい、みたいなスタンス。
労務管理も適当な会社が多く、働きたい
人は、いくらでも働いて下さいと言わん
ばかり。今はそうもいかないでしょうが。
ボーナスも寸志程度で、年末に支給される
寸志は正月のもち代と言われていました。
平均年収は200万程度でしょう。これは
地元の施設警備の相場だと思います。
B社は上記より2割ほど年収が多かった。
但しボーナスは業績による(払う気なし)。
有給もあり、僕より一足早く入った隊員は
夏季休暇も数日ありました。
この夏季休暇、なんで廃止になったかと
いえば、その理由を聞くと浅ましいもの。
ある程度必要な人材が集めれば、いらない
だろう、というスタンス。この考えは過去の
記事「ブラックの始まり」に見て取れます。
地場警備会社は、待遇はこんなものですと
働く側に示す代わりに、福利厚生などで
囲い込む事もしない。
逆にB社は、福利厚生をエサに人を集めて
集まったら梯子を外していくシステム。
まるでアリ地獄のようなものです。これが
リーマンショックで本格的に牙をむいた。
小さな会社、特に地場警備会社は経営者が
全てといっていい。経営者の考えが現場に
ダイレクトに伝わってきます。
経営者が信頼できるなら、長く勤める隊員も
いるでしょう。キーワードは分相応。
B社のように組織が大きくなれば、わが社は
一流と思いあがって、ブラック企業呼ばわり
されている事に気づかない。
第一、B社(本社は東京)より待遇の良い
警備会社やビル管理会社は捜せばあるのです。
社長は有名だから、といったネームバリューや
目先の福利厚生などの待遇に釣られ、ブラック
をつかまされないように、ご注意下さい。
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